館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

9・11同時多発テロ 今月のお勧めCDその1。

2005-11-04 12:21:29 | お勧めCD/LPなど
 「アメリカ:ア トリビュート トウ ヒーローズ」(ソニー・SICP67~68)を知らせたい。感の良い閲覧諸氏はお気づきと思う。あの同時多発テロの被災家族救援のために、アメリカ4大ネットワークが行ったチャリティー番組の音楽だけを集めたCDである。納められたミュージシャンはブルース・スプリングスティーン スティービー・ワンダー
U2 トム・ペティ ボン・ジョビ スティング ニール・ヤング マライア・キャリー ポール・サイモン ウイリー・ネルソン セリーヌ・ディオン ディキシィー・チックス・・などなどである。これだけ集まると何か怪しいのも当然ある。アメリカ万歳みたいな「ナショナリズム」たっぷりの芳香を振りまいている音楽もある。聴いたらさめざめ物も当然ある。以下①押し②押しを記載したい。
①ニールヤング歌う「イマジン」・・9.11以降すぐに傘下に1千を越えるローカル局を抱えるラジオネットワークの放映自粛曲200のリストに入ったこの曲を入魂の出来で聞かせている。オリジナルに結構忠実に演奏されて、ニールのこの曲への思いが伝わる出来栄え。②U2の「ウオーク オン」もいい。ご存知アウン サン スーチー女史に捧げられた曲である。この骨太さがいい。どうも最近のキーボードが多いロックにへきへきな僕などは、このストレートさがたまらない。③デキシーチックス「アイ ビリーブ イン ラブ」のリフも美しい。未発表曲らしい。最後にリンプ ビズキットWITHジョン レズニックの「Wish you were here」ご存知ピンクフロイドの名曲のカバーである。大切な人を失った思いを伝えるにぴったりの曲だった。
 逆に怪しいのは、ウイリーネルソンやポールサイモン。しょぼい「明日に架ける橋」はここで聴きたくは無かったな。何度も擦り切れるほど聴いた「明日に架ける橋」は彼の中から何処へ行ってしまったのだろう?
 毎週世界中のどこかで「自爆テロ」で人が死んでいる。テロで世界は変わらない。もちろん報復戦争で事態は好転するはずもない。貧困がその根にあるとすれば、その貧困の原因は北の先進資本主義諸国と呼ばれている国にある。9.11は悲しかった。呆然とした。世界の・人類のすべてを破壊できるだけ核を持ってしまった人類は「戦争で・武力で」争いを解決する道を選ばない事のみが生存を保障する道と確信する。この国には憲法9条がまだ有る。
 ここにある音楽を聴きながら、ぼくはこんな想像を沢山した。(オ サム)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする