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最近知ったこと

2019年07月17日 07時57分26秒 | みりこんばばの時事

テレビの人気番組、『なんでも鑑定団』。

 

2011年、暴力団との付き合いが問題になって

 

司会の島田紳助が降板し、そのまま芸能界から去った時は

 

大きな話題になったものだ。

 

 

その後も番組は続行し、相変らずの人気を維持していた。

 

けれども約3年前、島田紳助の時代からダブルで司会をしていた

 

石坂浩二が降板。

 

 

石坂氏は降板の理由を明らかにしなかったが

 

2年以上に渡り、彼の出演シーンをカットされ続けたのが

 

原因の一つだとささやかれた。

 

「物知り過ぎて、煙たがられたのかもね」

 

だから私も、その程度にしか思わなかった。

 

 

ところがつい最近、なんでも鑑定団のスペシャル番組をたまたま見た。

 

このゴールデンウィークに放映されたものの再放送だ。

 

 

「心に残る逸品」のコーナーで、石坂浩二が久しぶりに登場した。

 

彼にとっての思い出深い品は、14年前にアメリカ人から出品された

 

戦艦長門(ながと)の日章旗だそう。

 

 

戦艦長門は第二次世界大戦中

 

名将、山本五十六(やまもといそろく)が乗艦していたことで知られている。

 

無傷で終戦を迎え、米軍に接収されたが

 

その後、アメリカの原爆実験に使用された。

 

海に浮かべた長門の付近で原爆をさく裂させ、その結果を見るのだ。

 

 

長門は一度目の実験では持ちこたえたが

 

二度目に行われた実験で、静かに海底へと沈んだそうだ。

 

実験と処分を同時に行うなんて、いかにもアメリカらしい合理主義。

 

広島と長崎に、それぞれ違う種類の原爆を落としてみて

 

結果を熱心に調査したのと似ている。

 

 

 

ともあれ戦争が終わると、戦艦長門は米軍の物となり

 

フリン大佐という人が接収の責任者を務めた。

 

この時、フリン大佐は長門にあった三種の大きな日章旗を

 

戦利品として持ち帰った。

 

以後、日章旗はフリン大佐の私物になり、亡くなると娘が受け継いだ。

 

その娘の身内が病気になり、臓器移植をすることになった。

 

臓器移植には莫大なお金がかかる。

 

「長門の日章旗を売り、移植費用の足しにしたい」

 

ということで2007年、長門の日章旗を携えて来日し

 

なんでも鑑定団に出演した。

 

 

鑑定の結果、長門の日章旗に付いた値段は1千万円。

 

この時、島田紳助と二人で司会をしていた石坂氏は

 

日章旗がネットオークションに上がっていることを

 

以前から知っていた。

 

日本に戻したい気持ちがあったが、その価格はひどく高額だった。

 

 

しかし番組での評価額が1千万円と、ずいぶん下がった。

 

収録後、出品者に打診したところ

 

この価格でいいということだったので、自費で日章旗を買い取る。

 

そして広島県呉市にある、大和ミュージアムに寄贈したのだった。

 

 

石坂浩二の博識と度胸、愛国心に驚いたのは言うまでもないが

 

この行いが降板の決定的な理由と考えたら、何もかも腑に落ちてしまう。

 

隣国の人は日章旗を侵略のシンボルと設定して、ことのほか嫌うが

 

特に軍艦で使用される、日の丸から放射状に赤いラインを配した

 

旭日旗を嫌がるのは、つとに有名である。

 

少し前になるが、サッカーの国際試合でも

 

観客がこの旗を振ったのが気に入らないということで、ひと悶着あった。

 

 

石坂浩二と反目していたと言われる番組プロデューサーも

 

この類ではなかったのか。

 

島田紳助がいた時は、ダブル司会の仲が良かったので手を出せなかったが

 

いなくなった途端に嫌がらせが始まり

 

やがて石坂浩二が自ら降板するまで続いたのではないのか。

 

だとすれば、テレビ業界の汚染ぶりはすさまじい。

 

 

時系列で見ると…

 

2007年・長門の日章旗が出品され、石坂浩二が自腹で買い取る

 

2008年・石坂浩二から、日章旗が大和ミュージアムへ寄贈される

 

2011年・島田紳助、番組を降板

 

2016年・石坂浩二、番組を降板

 

 

出演シーンをカットする嫌がらせは2年余りということだが

 

島田紳助がいなくなったことで、問題のプロデューサーに権限が移行し

 

徐々に嫌がらせが増して、石坂氏が降板を決意するに至るまで

 

約5年の歳月を要するのは自然の流れだと思う。

 

 

出演しているのに放映ではカットされて

 

そこに存在しない者として扱われるなんて

 

有名人にとっては大変な屈辱だと察する。

 

2年間も黙って耐えた石坂浩二、すごい。

 

 

彼が降板した当時、その理由は謎のままだったので

 

マスコミの取材は元妻の浅丘ルリ子さんにまで及んでいた。

 

「彼は、自分のわがままで番組を降りるような人じゃないです」

 

さらりと言うルリ子さんの大きな瞳には

 

静かな怒りが宿っているように見えた。

 

元の旦那をかばっているというより

 

言うに言えない何かがあるような気がしたものだ。

 

その時はそのままスルーしていたが

 

日章旗のことが真相だったとしたら、うなづける。

 

 

石坂浩二さんは昔からテレビに出ていて、やたらとモテる役をしていた。

 

どこがいいんだろう、と子供心に考えたが、わからなかった。

 

やがて浅丘ルリ子さんと結婚したことや

 

重厚な役者として認識するようになって現在に至ったが

 

今回、見上げた国士としての認識も新たに加わった。

 

 

画像を探すため、ネットをさまよってみると

 

同じことを思った人は多かったようで

 

石坂氏の行いに喝采する意見が多く見受けられた。

 

画像は八尋日報様より拝借しました。

 

ありがとうございました。


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2 コメント

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Unknown (いかどん)
2019-07-17 18:26:34
そうでしたか、何か大人の事情があるのだろうと、思っていました。

さて 昨年の手の怪我以来料理に目覚め 冷しゃぶにはどんなに助けられたことかー(涙)

今では クックパッド先生にご教授頂き 日々 楽しんで作っています。
しかーし、食べたことが無いレシピに挑戦する時は 使用の調味料からの味が想像出来ず 、
まぁとりあえずで、失敗も多く、それと 応用がまだ苦手なもので 材料揃わない時は パスです。

それで 前回のナスバンジャン、にんにく しょうが 3センチ角のみじん切り、悩みました。
え?3センチにみじん切りするの(・・?) 何度も読み返してー。
で、多分3センチ角のにんにくをみじん切りかな?って。

笑えるでしょう? こんなもんです。苦手な領域って。
で、入れるナスが少なかったので 今日は 昨日の余ったバンジャンの中にきゅうり漬けてます。

いつも ありがとうございます。ご報告でした。
大人の事情 (みりこん~いかどんさんへ)
2019-07-17 19:20:29
今どきは大人の事情の大半が
日韓、または日朝の事情と言っても
過言ではなくなりましたね。

ナス・バンジャン、さっそくお試しいただき
ありがとうございます。
ちなみにナス・バンジャンの命名は私です。

残った汁にキュウリを漬けるなんて
ステキな応用じゃないですか。
料理上手の人は、けっこう大胆な応用をして
本人はご満悦なんですが、食べるほうには
不幸が訪れることがあります。
今までで一番の衝撃は、けいちゃんが作った
大根入りのカレーでしょうか。

あと、別の人ですが、冷凍のタラを
いきなりミートソースで煮たイタリアンもどき。
生臭くて当惑しました。

ショウガの件、書き方が良くなかったですね。
直しておきます。
ユリちゃんもこんな感じですよ。
ご心配なく。

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