土曜日の夕方6時から放映されている『人生の楽園』。
現役をリタイアした夫婦の田舎暮らしを見せる番組だ。
我ら一家はこの番組が大好きで、都合の許す限り視聴する。
一家といっても夫は除外する。
彼は毎週土曜の夕方、バドミントンに出かけるからだ。
長男はテーマソングまで作っている。
♩じ〜んせ〜い‥♩
高らかな歌い出しは、水戸黄門のテーマソング。
その後、小さくつぶやく。
「‥の、らくえん」
これで終わり。
この番組を「じんらく」と縮めて呼ぶ次男も
かなりの親しみを持っている様子だ。
一家で好きと言っても、感じることはそれぞれ異なる。
義母ヨシコは、亭主が生きている頃を思い出して懐かしみ
「あんな田舎へ、よう住まん」
「旦那に死なれて一人になったら、どうするつもりじゃろ?」
などと毎回言っている。
私は、出演する夫婦の家族構成に注目。
番組が進行するにしたがって、次第にあらわになる諸事情から
自分の見立てが当たっているか否かを検証して楽しむのだ。
「あ〜、この息子、塩が効いてなさそうだもんね〜‥
親の手伝いをするしか‥」
自分の亭主と息子もそのクチなのを棚に上げ、ほくそ笑む。
「親が近くで商売を始めたら
娘はよそへパートに行かなくて済むわね〜。
ごはんをよばれて、子守りまでしてもらいながら
“支えてる”な〜んて言ってもらえるし」
「おやおや、娘婿まで取り込まれちゃって。
やっぱ、若いうちはお金持ってる親の方へなびくもんよね〜。
でもそのうち、義理親にハベるのは飽きると思うよ」
こういう良からぬことを考える。
楽園の夢を叶えた夫婦の職種は
飲食、農業、木工、民宿など、いくつかのパターンがあるが
見ていて面白いのは飲食業。
パン屋と蕎麦屋が多いのは短期間で技術が習得可能なことや
利益率が高く、初期投資が安価で仕入れの無駄が少ないことなど
現実的な理由からだろうと思う。
他には、自分たちの作った作物を食材に利用できる農家レストランや
メニューが少ないので体力的に楽なカフェも人気がある。
私はひそかに待っている。
正統な和食や中華、フレンチを
一から修行して開業するカップルを。
修行しているうちに寿命が来るから、無理か。
飲食業を始めた夫婦を見る醍醐味は
テキパキした妻と、役立たずの夫を眺めること‥
きっといつまで経ってもこのままだ。
長年、奥さんに苦労をかけた贖罪か。
向いてないことがわかってないまま、引きずられたのか。
似合わぬエプロンをかけて右往左往する男の姿はいじらしく
また腹立たしい。
私だったら怒って店に出入りさせないと思うが
テレビの奥さんたちは寛容である。
そうでなければ楽園なんて作れないのだろゔ。
店が一段落する頃、ゾロゾロと現れる子供や孫たち‥
これも味わい深い。
きちんと躾けられた子孫を見るのは気持ちのいいものだが
そいつらがいい年をしてヤンキー風味だったら、私の心は躍る。
潤沢な退職金で満を辞して楽園生活に入った夫婦と
破れかぶれでなだれ込んだ夫婦の違いは
子供の姿に現れやすいものだ。
はてさて、今日はどんな楽園が登場するだろう。
私は会合で外出するので見られない。
行ってきま〜す!
現役をリタイアした夫婦の田舎暮らしを見せる番組だ。
我ら一家はこの番組が大好きで、都合の許す限り視聴する。
一家といっても夫は除外する。
彼は毎週土曜の夕方、バドミントンに出かけるからだ。
長男はテーマソングまで作っている。
♩じ〜んせ〜い‥♩
高らかな歌い出しは、水戸黄門のテーマソング。
その後、小さくつぶやく。
「‥の、らくえん」
これで終わり。
この番組を「じんらく」と縮めて呼ぶ次男も
かなりの親しみを持っている様子だ。
一家で好きと言っても、感じることはそれぞれ異なる。
義母ヨシコは、亭主が生きている頃を思い出して懐かしみ
「あんな田舎へ、よう住まん」
「旦那に死なれて一人になったら、どうするつもりじゃろ?」
などと毎回言っている。
私は、出演する夫婦の家族構成に注目。
番組が進行するにしたがって、次第にあらわになる諸事情から
自分の見立てが当たっているか否かを検証して楽しむのだ。
「あ〜、この息子、塩が効いてなさそうだもんね〜‥
親の手伝いをするしか‥」
自分の亭主と息子もそのクチなのを棚に上げ、ほくそ笑む。
「親が近くで商売を始めたら
娘はよそへパートに行かなくて済むわね〜。
ごはんをよばれて、子守りまでしてもらいながら
“支えてる”な〜んて言ってもらえるし」
「おやおや、娘婿まで取り込まれちゃって。
やっぱ、若いうちはお金持ってる親の方へなびくもんよね〜。
でもそのうち、義理親にハベるのは飽きると思うよ」
こういう良からぬことを考える。
楽園の夢を叶えた夫婦の職種は
飲食、農業、木工、民宿など、いくつかのパターンがあるが
見ていて面白いのは飲食業。
パン屋と蕎麦屋が多いのは短期間で技術が習得可能なことや
利益率が高く、初期投資が安価で仕入れの無駄が少ないことなど
現実的な理由からだろうと思う。
他には、自分たちの作った作物を食材に利用できる農家レストランや
メニューが少ないので体力的に楽なカフェも人気がある。
私はひそかに待っている。
正統な和食や中華、フレンチを
一から修行して開業するカップルを。
修行しているうちに寿命が来るから、無理か。
飲食業を始めた夫婦を見る醍醐味は
テキパキした妻と、役立たずの夫を眺めること‥
きっといつまで経ってもこのままだ。
長年、奥さんに苦労をかけた贖罪か。
向いてないことがわかってないまま、引きずられたのか。
似合わぬエプロンをかけて右往左往する男の姿はいじらしく
また腹立たしい。
私だったら怒って店に出入りさせないと思うが
テレビの奥さんたちは寛容である。
そうでなければ楽園なんて作れないのだろゔ。
店が一段落する頃、ゾロゾロと現れる子供や孫たち‥
これも味わい深い。
きちんと躾けられた子孫を見るのは気持ちのいいものだが
そいつらがいい年をしてヤンキー風味だったら、私の心は躍る。
潤沢な退職金で満を辞して楽園生活に入った夫婦と
破れかぶれでなだれ込んだ夫婦の違いは
子供の姿に現れやすいものだ。
はてさて、今日はどんな楽園が登場するだろう。
私は会合で外出するので見られない。
行ってきま〜す!
「人生の楽園」 こちらでもやっていました。この時間帯家にいる確率ほぼゼロなので、録画してみます。
やってないところ、意外に多いんですね。
イラストの封印は、五十肩の悪化でやむを得ずです。
普通に紙に描くのと違ってiPadやパソコンだと
肩の痛みとの戦いになり
字か絵かを選択しなければならなくなったため
更新頻度を取って字を選択しました。
肩の方はずいぶん良くなったので
できれば今年中に再開する予定でおります。
過去記事を読んで、イラスト入りだったのですが。
近ごろの記事はすっかりイラストご無沙汰ですね。
リクエストします。お忙しいでしょうが。
そそ、某ネコキャラの健康サンダルも‥
ユウキさんの分析、お見事です。
田畑や山林に、本物は似合わないでしょうね。
リタイア後の田舎暮らし?
体力が有り余ってる特別な人のすることだと
思っています。
そもそも今住んでる所が
都会から田舎暮らしや海を求めて移住してくるような土地で
それを素敵!とは夢にも思いませんから否定派。
田舎っていい病院が無いし
ヘビとかイノシシとか鹿とか普通に歩いてるし
危険だもの。
もう本物は絶滅危惧種と言っていいんじゃないでしょうか?
田舎すぎると本物はさすがに生息を許されないといいますか…苦笑
なんとも言えないアクセサリーの趣味・・・
なんとも言えない服装…
誰も指摘できない某ネコキャラクターの健康サンダル…
車のズンドコ音や車高の低さ、装飾品・・・
一つでも見られたら私の中ではアウトです。
この番組を存じ上げませんが
光景が見えるようです笑
みりこんさんはリタイア後の田舎暮らし、
肯定派ですか?否定派ですか?
私は否定派です。
やっぱり大変ですよ、不便だし歳老いてきたら尚更。
>なだれ込み夫婦の場合、子供がヤンキー風味
>というケースが多いんでしょうか?
私にとって深いご質問です。
まず年齢に関わらず
真性のヤンキーは撮影に参加しないでしょうから
出演しているのは元、あるいはもどき
つまり“風味”ということになります。
ヤンキー風味の定義は人によって異なると思いますが
色、形、痛み具合を含めた髪、眉を含めた顔
本人や配偶者やその子供の着るもの、アクセサリー
車などの物質に如実に現れます。
それから目つき、態度‥
特に家族が一堂に会して食事をする時の
座り方や箸づかいを含めたマナーに
どうしても滲み出てしまうので
一目で片鱗を発見することができます。
それはそれで温かく微笑ましい光景ですが
すると楽園の品質が微妙に変化します。
夫婦は本当に楽園を手に入れているのか。
金銭的余裕の無い子孫の受け皿を作っているに過ぎないのか。
それとも両方か。
受け皿の傾向が強い場合
主人公夫妻の親が遺した家や商売にこだわって引き継ぐとか
親が弱ったから故郷へ帰るなど
夢の実現というより、やはり必要に迫られたなだれ込みが
多いと感じます。
色々な家族の形があっていいと思うのですが
これをあくまで楽園として放映したい制作側の努力を
楽しませていただいています。
今朝は地区の総会があり、これで会計の仕事は終わりました。
暴れる爺さん、今年はおとなしく
無事に済んでホッとしています。
なんだかんだ、ヤキモキすることが多くて
一応は自分の力不足を省みるわけですが
それ以上に周りの人間性も変化していますね。
追いつけないんだから仕方ないや、と思うようにしています。
うちの地区は暴れる爺はいませんが、いつも楽しい視点の語り口で、いいですね。みりこんさん。
他のコメントもとっても勉強になります。
なんだかんだ、ヤキモキすることが有りますからね。
私自身も、きっとみりこんさんから見たら、突っ込み所満載の女ですわ。
ところで質問なのですが、
なだれ込み夫婦の場合、子どもがヤンキー風味…というケースが多いんでしょうか?
テレビ番組、見たことなくて…(>_<)