羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

真白き富士の峰~落葉樹への思い

2006年11月19日 08時55分53秒 | Weblog
 11月16日のブログに載せた写真に写っていた塔から、カメラを左に移動したところ。向かい側の建物の三階から写したもの。
 そのとき、真正面に雪をかぶった富士山が見えた。
 そこでシャッターを押したものの、写ったものをみると、青い空の中に富士は消えてしまった。空も富士も、すべてが真っ白な世界に。
 でも、よーく見るとなんとなく白い山形の幻を見ることができる。 それが富士。
 建物の前には何種類かの落葉樹が植わっていて、それぞれ異なった紅葉の色を見せてくれる。

 谷間に建てられている大学の校舎群は、晩秋がことに美しい。
 映画の舞台にしたらいいといつもおもっているのだが。たとえば「情熱と冷静の間」ちょっと逆だったかな「冷静と情熱の間」だったかしら?
 とにかく若者の恋を描く舞台としてはいいロケーションが何箇所もある。

 映画にも演劇にも、虚構ゆえに描き出せる真実があって、そこが好きなのね。
「科学的事実を積み上げても、真実は描き出せない」
 虚実皮膜とは、昔からよく言ったものだ。
 
「私だったらどんなシナリオを書こうかな」
 こうした思いを抱く楽しみも、たとえ一行も書けないにしても、人生を豊かに彩ってしてくれるような気がしてならない。

 はらはらと散る落葉に、思いを寄せるのは、象徴詩の詩人たちばかりではないのよね、……私だって……。
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