羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

『ぼくの住まい論』新潮社

2012年08月19日 08時47分46秒 | Weblog
 先日、「内田樹自邸兼道場」が、どのような思想で、そのような過程で、どのように建てられ、どのようにつかわれはじめた、のかを記録した本をいただいた。
 道場、稽古場、スタジオ、呼び名はそれぞれに、そうした空間を造り上げるのは、なかなか難しい。
 挑戦されたことに、拍手を贈りたい。

 やりたい事が具体的にいくつかあって、そのための中間共同体としての「家」の建築は、繊細な思考と大胆な行動が必要と知った。
 これから3年、5年、10年と年月がたつうちに、次第に建物としての存在が意義と意味を深めていくのだろう。
 読みながら思ったこと。
 60代前半は、壮年期のまっただ中。まだまだ元気なうちに残す、哲学と技芸(文化)を体現したよき遺言よき遺産なのかもしれない。お見事です。

《いずれ、多くの人々が全国で同時多発的に「私塾」を立てて、そこで学校では教えない、成熟のために必要な知識や技芸を講じるようになるだろうと予測しています。凱風館がそのような大きな潮目の変化のひとつの兆候として何人かの記憶に久しくとどまること、それがとりあえずのぼくの願いです》

 そうですか。
 はい、やります、とはにわかに行動には移せないが……。かといって記憶にとどめておきます、では何事もはじまらない。形はどうあれ、個々人がそれぞれに出来る事をやるしかないのかな?

 本をいただきありがとうございます。近藤さん!!
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