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羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

いよいよはじまりまーす

2015年06月23日 08時18分06秒 | Weblog
 今朝、5時少し前に朝刊を取りにいった。
 二階に上がって椅子に腰掛け、障子を開けて外光を背に受けて、一面から読みはじめた。
 そして二面!
 すーっと視線を下におろしていく。
「岩波書店だ」
 6月の新刊案内広告が載っていた。

 右から左へ何気なく視界をずらす。
「おー、載ってる」
 現代文庫の最後に『野口体操入門』を発見。
「左下の最後は目立つー」
 いい年をして、恥ずかしいが、なんとも嬉しかった。
 書店にも並んでいるし、知人友人への配本も済んでいる。
「これであたらしい本の誕生だ」
 心のなかでつぶやく。

 12年前にアクティブ新書から出版された同名の本の復刊ではあるが、「第一章ー野口体操前史 野口三千三の足跡を追って」と「まえがき」、そして「あとがき」は、精魂込めて書いたことでお許しいただこう。
 すでに手にされた方からは、立教大学の女子学生・中川果林さんのリポート『野口体操のススメ』漫画が好評で、本のなかに一部掲載させてもらった甲斐があった。

 もう一つ、お知らせ。
「野口体操公式ホームページのPhoto gallery に、佐治嘉隆撮影の「砂のアラベスクー砂に潜む生命の囁きをー」と題した世界の砂の写真を加えました。オートスライドショーになっているので、一枚ずつめくる必要がなく、じっくり味わうことができる。
 野口三千三先生のもとに集まった砂たちのさまざまな姿から、地球鉱物の多様性が見えてくる。
 とりわけ「潜む」ということばを選んだのは、野口先生がお好きな言葉だったから。
 ひそひそ、ひそやか、ひそむ……「hi・so・ya・ka」「hi・so・mu」「ひ・そ・む」という音が先生のからだに心地よく響いていたのだろう、と思う。「秘める」「hi・me・ru」という発音よりも自然な音の配列を、からだの動きに落とし込んでいらしたと、最近になって感じている。
 ぜひ、以前お分けしたポストカードをお持ちの方も、改めてご覧になってください!
コメント
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