羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

難題……蔵の修繕

2014年10月30日 18時53分17秒 | Weblog
 今年の冬の大雪と経年によって、蔵の瓦屋根と雨樋との間に隙間が出来たところがある。
 今のところ北東の角のみである。このい樋は、曲線を描いている四本の鉄製の細い棒状のもので支えられている。その曲線がかなり歪んでしまったことが、原因らしい。
 この母屋を建て直した時の工務店の親方曰く「足場をかけて取り外し、鍛冶屋で修繕してもらうことになります。ただ応急処置にすますのならば、北側で表には見えないから、大きなトタン板を立てる方法が簡単ですね。もちろん蔵の外壁に立てかけるのではなく、木材で支えをつくって直接触れないようにするのかな~」
 その言葉に、たとえ一目につかない場所であっても、トタン板という物に抵抗を感じる私だった。

 そこで足場をかけるのならば、外壁を塗り直す提案をした。
「それは難しいです。というのは安易にペンキを塗ればすむという話ではありませんから」
 漆喰の白壁に、いつのことだかモルタルをかけて、グレーに塗られているのが現状である。
 それではどうすればいいの?

 それらの話を聞いて、しばらく待ってもらうことにした。
「よーく、考えます」
 大正15年に立てられた蔵は、今年で88歳になる。
 
 蔵の周りもか片付ける必要がある。
 蔵の中も片付ける必要もある。
 とにかく授業が一段落する来年の2月まで待ってもらって、それまでにいろいろと研究することにした。

 屋根や雨樋や外壁の塗り直しや三カ所の窓の鉄製音扉の塗り直しもある。
 本格的に修繕するとなると、そう容易いことではない。
 収益を上げられる何かに改造するのならば、意味があるかもしれないが、今の現状ではそこまでする必要は感じないのが正直な気持ちだ。私自身の年齢も考えにいれるとますます難しい問題である。
 
 まずは、自分でできる片付けを少しずつ始めることしかなさそうだ。
 難題……蔵の修繕のお話でありまーす。
コメント
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