羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

雲 行く夏の雲 空の碧さに

2013年09月03日 14時22分11秒 | Weblog
 …… 空を押し上げて
    手を伸ばす君
    五月のこと どうか来てほしい
    水際まで来てほしい
    つぼみをあげよう
    庭のハナミズキ ……

 一青窈の「ハナミズキ」を聞きながら、空を見ていた。
 朝の中央・総武線。
 東中野から大久保に向かう。
 
 蒼い大きな空にモクモクと湧いて出たような白い雲。いくつもの固まりは、あまりにも柔らか。
 秋の雲ではない。
 晩夏の雲だ。
 久しぶりに空をみたような気がする。

…… 薄紅色の可愛い君のね
   果てない夢が ちゃんと
終わりますように ……

 このさびがいい。

 なんでも9・11のあとにつくられた、とか。
 水際は三途の川、という解釈をする人がいたりするけれど、それってひねくれている、と思う。

 歌詞の解釈より、この歌の雰囲気がすごく好き!
 
 今年の夏は暑すぎたよ。
 今日も、まだ、残暑だ。
 あぁ~、私は、これから若者たちに「呼吸と発声」のお話をするんだ。
 はじめて野口三千三先生の『原初生命体としての人間』第三章『息と「生き」』がちょっとだけ読めるようになってきた。今まで何を読んできたのだろう。「つもり」の世界で、読んでいただけだった。
 でも、からだってすごい。
 でも、生きるってすごいことなんだ。

 百年先に生きる人、までいかなくても、今を生きる若いあなたちに私の思いを伝えよう。
 iTunesからiPhoneに入れた「ハナミズキ」を聞きながら。
 行く雲を眺めている。
 昨日の竜巻など微塵も感じさせない、何処までもぬける蒼い空、何処までも白く日差しに輝く雲。
 悲しみを知ったとき、人は歌う。
 鎮魂歌こそ、歌のはじまり。

   *********

 ピアノパート楽譜、演奏付きを今みつけた。いまやここまできたのか、おどろきを隠せない私。
 
コメント
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