羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

2010年10月15日 18時39分49秒 | Weblog
 とても長い書名だ。
「なになに、100万部突破!だと」
 最近、駅前に出来た書店を入ってすぐのところには、分野を問わず話題の本が並べられている。
 可愛らしい女子高生らしき少女がこちらをしっかり見ている漫画チックな表紙。 
 つい買ってしまった。

 読み始めたらやめられない。少女漫画を読むノリ。とにかくぐいぐいと引っ張られてしまった。
 そして最後には、ほろりとさせられる。
 著者は岩崎夏海、出版社はダイヤモンド社である。

 翌日、同じ本屋で『エッセンシャル版 マネジメント』P.F.ドラッカーも手に入れてみた。こちらは難しい。自分には世界が違う気がするわけ。

 小説仕立ての『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』が売れるわけを納得した。
 設定がいい。
 やる気のない野球部を甲子園に出場させるために何をしたらよいのか。ドラッカーの基本と原則を、上手く説明しながら物語が進むのだ。

 こんな世界があるんだ。
 野口体操を180度転回しても、ここには行き着かない?
 90%は『ガラスの仮面』のような少女漫画をちょっと大人向き小説で描き、あとの10%がドラッカーの『マネジメント』の解説だった。
 とてもわかりやすいことに驚き。主人公の少女に感情移入してしまった。
 なるほど!ナットク物語である。
コメント
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