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羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

師走も15日

2008年12月15日 09時12分23秒 | Weblog
 師走に入って、日々の流れが一段と速くなった感がある。
 もう、15日だ。
 13日土曜日には、明日16日に発売になる『宇宙の渚で生きるということ』にちなんで、久しぶりに双眼実体顕微鏡を朝日カルチャーに持っていった。
 今回の出版にあたって月刊誌では載せられなかった野口先生の写真と‘世界の砂’の標本ビンの写真を掲載できた。佐治嘉隆さんの写真は、こうして改めて見直してみると、先生への思いの深さが伝わってくる逸品である。
 ということで話の内容も砂の世界から透けて見える‘いのちの原点’に触れた原初生命体としての人間である。

 それはヒーリングでもなく、過多スピリチュアルでもなく、地球物質から(宇宙物質から)生まれた生命を確認し、からだのもつ本来の神秘性にまで触れていく。その一つの具体的な‘もの’として、世界各地から採取された国境線を超えた地球規模の‘命の連鎖’を実感につなげていくものであることが表されていると思う。
 
 そこで、朝日カルチャー土曜日クラスの方々に、久しぶりに双眼実体顕微鏡を通して‘砂’‘石’を見ていただいた。初めての方もいらっしゃる。
 お蔭さまでこの本に登場する33名が発信するメッセージも加わって、野口三千三が残した真髄を、困った意味での誤解なく受け容れていただけると思う。

 そして、昨日は、無事に父の七回忌を終わらせることができた。
 6年の歳月が、いや、野口先生を失った10年の歳月が、流れ星のように過ぎていった。と思うと同時に、しかし10年間は長かった、とも感じている。

 その間、取り返しがつかないことはなかったが、いくつもの失敗が「申し訳ない」という思いと共に、脳裏を掠める昨今である。
 さて、さて、こうして来し方を振り返りたくなるのも師走ゆえか、と……。
 あと半月、無事に過ごしたい。
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