電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

サクランボ週末農業の喜びは

2014年06月25日 06時05分17秒 | 週末農業・定年農業
お天気とスケジュール表をにらめっこしながら、週末農業でなんとか維持している二つのサクランボ果樹園は、ほとんど収穫作業が終わり、あとは数本の「紅秀峰」と「南陽」を残すばかりとなっていましたので、合間を見て、エイヤッとばかりに収穫をしました。写真は、大粒の「紅秀峰」です。

今年は、異常な真夏日が続いた5月下旬の天候も影響したらしく、例年よりも1週間近く早く熟しているようです。例年ならば、七月上旬に収穫期になる両品種が、結構食べられるまでに熟してきています。このままだとまた野鳥に荒らされてしまいますので、多少の時期のずれには目をつぶってもらうことにして、いとこが嫁いだ九州へ宅送しました(^o^)/

そういえば、あちこちに発送した「佐藤錦」の反応も届き始めています。南は九州から関西、関東、県内各地を含む東北地方に、今年は中部圏(名古屋)が加わりました。親戚・知人から、電話やメール等が届き、「美味し~い!」「ありがとうございます!」など、ビックリマーク満載のリアクション(^o^) を受け取るとき、本当に喜ばれているのがわかり、嬉しくなります。これが、生産者の喜びというのだろうな、と実感します。



当方、本業は勤め人ですので、実際問題としてサクランボ果樹園などやめてしまっても生活上の問題はありませんし、サクランボ農業によって私のお小遣いが増えるわけでもありません。でも、我が家でサクランボ果樹園を止めたら、長年働きに来てくれる人たちの仕事が一つ確実に消えてしまいますし、毎年喜んでくれる人たちの楽しみが、一つ減ってしまうのは確かです。

サクランボなど主食ではないし、食べなければ食べないですむものですけれど、季節の楽しみではあるはず。毎年この時期になると、赤く色づいた果実を届けて喜びの声を聞くというのは、嬉しく張り合いがあるものです。80歳を過ぎても、亡父が果樹園農業を明日の希望としていた気持ちが、何となくわかります。

さて、サクランボが終わると、梅とスモモの「大石早生」の収穫と続きます。サクランボ収穫後の施肥(「お礼肥え」と呼びます)の作業もあります。この時期、週末農業もなかなか多忙です。

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