電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

サクランボ果樹園だより~週末農業の成果と課題

2014年06月16日 06時02分53秒 | 週末農業・定年農業
いよいよ本格的にサクランボのシーズンです。我が家でも、今週の半ばから、人を雇って収穫作業に入ることにしました。写真は、少し離れたところにある園地で、この冬にプロに剪定作業をお願いし、春に剪定枝の後片付けと焼却処分に働いた場所です。収穫の作業効率をあげるために、まずは園地の草刈りをしました。梅雨時の草の伸び方はすさまじいもので、一週間であっという間に草ボウボウになってしまいます。きれいに刈っておけば、収穫作業で人が歩くことで踏まれますので、草の伸び方もだいぶ抑制されます。



主力の佐藤錦の出来具合は、今のところ、こんな感じです。



まだ色づきが不足ぎみですが、雨が降ると実割れしてしまいますので、妻と二人で収穫できる分だけ収穫してみました。草刈り後の労働の成果は、こんなものです(^o^;)>poripori



うーむ、今年は例年よりも早めに成熟しているようで、剪定の効果もあり、粒は大粒でそろっていますが、味はまだ本当の佐藤錦の甘さになっていません。やはり、今週の後半からになりそうです。



試しに初出荷してみましたが、生産者が「わーお!」と驚くほどのお値段でした。ここまでは、今年の週末農業の成果の部分でしょう。

課題というか、反省点は、自宅裏の園地のほうです。

(1) 別の園地の剪定枝の処分に追われてこちらの剪定ができなかったために、小枝が密生してしまい、大きさが小粒です。
(2) 二年続いた干ばつ等で枯死する樹が出たため、今年は雨に当てて樹勢を回復することを考え、雨避けテントをしない判断としました。その結果、野鳥の食害が甚大です。樹頂部はほぼ全滅。樹下はサクランボの実で赤くなっています。垂れ下がる枝についた実はまだ大丈夫のようですが、収量は半減でしょうか。
(3) 面白いのは、露地栽培の園地のほうでは、野鳥の被害がほとんどないことです。たぶん、雨避けテントの骨格となる鉄パイプが、皮肉なことにムクドリの大群のとまり木の役割をしてしまっているからでしょう。

まだ収穫が本格化する前になんですが、来年は自宅裏の畑もプロに剪定をお願いすることと、野鳥対策を講じること、野鳥との競争になりますが、被害が大きくなる前の早めの収穫などが課題です。

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