京都・奈良と並べば、中学校の修学旅行の定番、65年前に立ち帰って懐かしむかな。
そうは言っても、ベタな京都は外人も含めて観光客がいっぱいだろうから、少し異筋を訪ねる。
京阪大津京から電車に揺られて、やってきました三井寺駅。
園城寺へ京阪三井寺駅側から参内すると、いきなりの長い石段の先に観音堂があった。
総門をくぐることなく、天台寺門宗の総本山園城寺の観音堂にお参りすることとなった。
いきなり、異筋からの参詣となってしまった。
観音堂の御本尊は、ご覧のお前立?で分かる通り如意輪観音様。
ちょっと珍しいかな?
西国33所十四番札所の遍路さんが奉納したのか、少しおどけた額が奉納されていた。
天台宗の総本山にしてはくだけ過ぎではないか。
檜皮葺に袴腰の鐘楼だが、これもあの有名な「三井の晩鐘」ではない。
そして境内の一角に鎮座する、なんとも妖艶な観音様もまた異筋である。
波乱の旅の始まりを予感させた。