トイレットペーパーを引張って、破れた部分をよく見てみると、
細かな糸のようなものが見えます。
( これは引張って、破れたものを、写してみたものです )
原料の木の繊維は、トイレットペーパーが水につかると、
からみ合っていた繊維がほぐれて、バラバラになる。
トイレが詰まらないのは、トイレットペーパーが水に溶けるからではなくて、
細かい糸のような繊維になるから、トイレを詰まらせないのです。
トイレで、ザーッと水を流した場合、
トイレットペーパーは10秒ほどで、バラバラになるそうです。
現在のように、ロール状に巻いたものが、日本で作られたのは1924年から。
水洗トイレが増えるのにあわせて、トイレットペーパーも広がったのです。
*** 朝日新聞・DO科学より・抜粋にて ***