<公園の桜は見頃だ>
<桜、錯乱!>
<青空が見えると桜が映える>
<ヒヨドリも蜜に酔う>
<様々な屋台が並ぶ。公園で花見をやる時はツマミはいらない。酒と金さえもってくればいいのだ。>
昨晩、大宮に戻ってきた。今晩「弱雨」の予報が出ている以外は、概ね今日も明日も天気はいいようである。喪中につき、花見の予定はないのだが、西行の歌にもある通り、
春風の花を散らすと見る夢は
覚めても胸のさわぐなりけり
ということで、とりあえず、公園の桜の状況を見てきた。花々は満開一歩手前と言う感じで、見ごろではあるが、一陣の風で花吹雪が舞う、というシーンは少ないかと思える。ただ、午前八時というのに、もう青のビニールシートを敷いて呑んでる人たちが結構いる。場所取りの若い衆も居るが、小さい子を連れたファミリーも居る。混まない内に済ませてしまおうという魂胆かもしれない。
梢を仰ぐと、ヒヨドリたちがこの時とばかり、桜の花をついばんでいる。なんでも花の中の蜜を舐めるそうだが、不器用なのか花を落としてしまう。同じ鳥でもメジロは梅や桜の蜜だけを吸って花を落とすことは無いという。人トリドリ、もとい、鳥ソレゾレであるようだ。
人間様用には屋台がズラリとスタンバっていた。まだ、朝早いのでオヤジさんやオネェさんたちもぶらぶらと花を楽しんでいた。十時ぐらいからは賑やかになるだろう。昨年と違って、この土日は天気が良さそうだ。屋台の人達にも笑顔が見える。
今日、明日と大宮に居るのに、花見(花を見ながら酒を呑まないと“花見”とはいえない)ができないなんてなぁ。と思いつつ“待てよ”と考える。明日、四十九日の法要の終了はおそらく3時過ぎ。この時点で小生は飲酒解禁だ。酒買って公園に駆けつけて4時。日没までは十分時間があるではないか。そうか、飲酒解禁は
願はくは花の下にて春呑まん
で行けばいいのだ。
ということで、ここ何日か悩んでいた問題、
一、このまま断酒を続けるのか。
二、以前に戻してしまうのか。
三、それとも間をとって上手に酒と付き合う方法を見つけるのか。
はとりあえず、“三”で行こう!という結論に達したのだった。
(この決断が限りなく“二”に近づいていってしまう懸念は十分あるのだが・・・)
会の終盤のみなさんの様子をいちいち覚えているより
あれ? っくらいのほうがいいかもですね。
心を入れ替えて酒を呑もう!
と思ったのでした。