曇り。今日は久しぶりに青空が見られそうです。…でも、ムシムシの一日になりそう…。
関東地方が「梅雨入り」してから、ずっとお天気は不安定でした。おかしな天気が続くと、お花までおかしくなったのか、この辺りでも「アジサイ(紫陽花)」がもう枯れ始めたとか、そんな話まで耳に入っています。
「鎌倉散策」の目玉の一つが、「鎌倉の寺は花の寺」ということで、たくさんの「アジサイ」を一望することですから、行ってみたはよいけれど、「みんな枯れていた…」では、お話になりません。かといって、「留学試験」の前には連れて行けませんし…。…本当にムズムズ…。
学生達はと言いますと、「鎌倉」よりも、試験。しかも目前に迫っている「留学試験」よりも、「N2」や「N3」といった日本語能力試験の方に心が向いているようです。それに、大学の「オープンキャンバス」の方にも。
ほんの2、3年前までは、「行った方がいい。行ってみるだけでいいから」といくら勧めても、何の反応も見せなかったのに、変われば変わるもの。聞いてみたクラスでは、その大半が「行ってみたい」と言います。
これも先輩が(その大学に)行っているからでしょうし、また、彼らがビザの申請などで、卒業後、学校に来るたびに、職員室にいる教員が「クラスに行って、皆に大学のことを話してあげて」と頼んでいるから、親しみがあるのでしょう。
それに、昨年のオープンキャンバスでのことを聞き知っている学生や、一年生の時に、既に行ったことがある学生が、「お昼をごちそうになった」とかうれしそうに皆に教えていますと、「行ってみたい」という気にもなるのでしょう。
大学と長いおつきあいができているというのは、こういう面でもありがたいことです。もちろん、オープンキャンパスに行っても、厭な思いをさせられたではどうにもなりません。その点、おつきありがある大学では、きちんと親切に対応してくださるので、これまでに行った学生で、「怖かった」とか、「もう、厭」などと言いに来た学生はだれもいません。
「面白かった」とか、「(この学校の怖い教師に比べて)大学の先生はとても優しいです!」を強調する輩だっているのですから。
ただ、昨年、一昨年といろいろと大学側にはご迷惑をおかけしたこともあり、学生達にはさりげなくブレーキをかけています。
あまりに親切にしていただくと、もうそれだけで、全部オッケーになったと勘違いして、もともと勉強しない学生が、いい気になって騒ぐということだってあるのです。
同じように日本に来て、同じようにアルバイトをしていても、1年という歳月は、彼らの根性を試しているようで、ある意味では無慈悲なものです。もちろん、勉強をきちんとしてくれる方がいいですし、大学に行ってくれる方が、私たちとしてはうれしい。なんとなれば、専門学校へ行くよりも視野や視野が拡がるでしょうから。
「留学試験」の模擬試験をやっていて、私が一番焦るのは、こういう視野の狭さや知識の欠如から答えられないというところなのです。説明しても、言葉だけではどうにもならないので、DVDを見せたりするのですが、これ(見せるの)もまた、見せる時期や見せ方が難しい。ある程度のレベルになっていなければ、見せても意味がないのです。勉強の一助としてみせるわけですから、彼らにそれを受け取るだけの心の準備が、前提条件として必要になってくるのです。
さすがに、「Aクラス」では、そういうものを見せても、すぐに矮小化して笑いを取ろうとするような学生は見られません。が、これも、こちら側の根気だなと思います。見せるたびに、繰り返し繰り返し教えていく根気が必要になってくるのです。時期をあやまつと、相手がこちらの意図するところを汲み取れませんから、騒ぐだけになってしまいます。
ですから、留学試験の模試の時が一番いいのです。学生達も真剣に見、考えてくれますから。
日々是好日
関東地方が「梅雨入り」してから、ずっとお天気は不安定でした。おかしな天気が続くと、お花までおかしくなったのか、この辺りでも「アジサイ(紫陽花)」がもう枯れ始めたとか、そんな話まで耳に入っています。
「鎌倉散策」の目玉の一つが、「鎌倉の寺は花の寺」ということで、たくさんの「アジサイ」を一望することですから、行ってみたはよいけれど、「みんな枯れていた…」では、お話になりません。かといって、「留学試験」の前には連れて行けませんし…。…本当にムズムズ…。
学生達はと言いますと、「鎌倉」よりも、試験。しかも目前に迫っている「留学試験」よりも、「N2」や「N3」といった日本語能力試験の方に心が向いているようです。それに、大学の「オープンキャンバス」の方にも。
ほんの2、3年前までは、「行った方がいい。行ってみるだけでいいから」といくら勧めても、何の反応も見せなかったのに、変われば変わるもの。聞いてみたクラスでは、その大半が「行ってみたい」と言います。
これも先輩が(その大学に)行っているからでしょうし、また、彼らがビザの申請などで、卒業後、学校に来るたびに、職員室にいる教員が「クラスに行って、皆に大学のことを話してあげて」と頼んでいるから、親しみがあるのでしょう。
それに、昨年のオープンキャンバスでのことを聞き知っている学生や、一年生の時に、既に行ったことがある学生が、「お昼をごちそうになった」とかうれしそうに皆に教えていますと、「行ってみたい」という気にもなるのでしょう。
大学と長いおつきあいができているというのは、こういう面でもありがたいことです。もちろん、オープンキャンパスに行っても、厭な思いをさせられたではどうにもなりません。その点、おつきありがある大学では、きちんと親切に対応してくださるので、これまでに行った学生で、「怖かった」とか、「もう、厭」などと言いに来た学生はだれもいません。
「面白かった」とか、「(この学校の怖い教師に比べて)大学の先生はとても優しいです!」を強調する輩だっているのですから。
ただ、昨年、一昨年といろいろと大学側にはご迷惑をおかけしたこともあり、学生達にはさりげなくブレーキをかけています。
あまりに親切にしていただくと、もうそれだけで、全部オッケーになったと勘違いして、もともと勉強しない学生が、いい気になって騒ぐということだってあるのです。
同じように日本に来て、同じようにアルバイトをしていても、1年という歳月は、彼らの根性を試しているようで、ある意味では無慈悲なものです。もちろん、勉強をきちんとしてくれる方がいいですし、大学に行ってくれる方が、私たちとしてはうれしい。なんとなれば、専門学校へ行くよりも視野や視野が拡がるでしょうから。
「留学試験」の模擬試験をやっていて、私が一番焦るのは、こういう視野の狭さや知識の欠如から答えられないというところなのです。説明しても、言葉だけではどうにもならないので、DVDを見せたりするのですが、これ(見せるの)もまた、見せる時期や見せ方が難しい。ある程度のレベルになっていなければ、見せても意味がないのです。勉強の一助としてみせるわけですから、彼らにそれを受け取るだけの心の準備が、前提条件として必要になってくるのです。
さすがに、「Aクラス」では、そういうものを見せても、すぐに矮小化して笑いを取ろうとするような学生は見られません。が、これも、こちら側の根気だなと思います。見せるたびに、繰り返し繰り返し教えていく根気が必要になってくるのです。時期をあやまつと、相手がこちらの意図するところを汲み取れませんから、騒ぐだけになってしまいます。
ですから、留学試験の模試の時が一番いいのです。学生達も真剣に見、考えてくれますから。
日々是好日