イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

燻製を作る

2017年10月11日 | Weblog
一昨日釣ったタチウオを燻製にしてみた。

釣った日のそのうちにソミュール液に漬け込み、昨日は1日冷蔵庫の中で乾燥。

朝から少しの間天日干しをして



一斗缶で手作りした燻製器へ投入。



少しの間温めた後に約2時間燻煙作業。



一昨年は少し柔らかく仕上げたが、今年はビーフジャーキーをイメージしてちょっと乾燥度合いを高めてみた。

これがなかなかよかった。いい歯ごたえとほどよい塩加減に仕上がった。

同時に燻したチーズはなぜだか溶けてしまい、牛乳を飲みすぎた後のウ〇チみたいになってなってしまったのが残念だったがまあ、これはご愛嬌ということで・・・。


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「原点 THE ORIGIN 」読了

2017年10月10日 | 2017読書
安彦 良和、斉藤 光政 「原点 THE ORIGIN 」読了

安彦良和と聞いてピンとくる人はかなりなアニメマニアだ。軌道戦士ガンダムの第1作のキャラクターデザインと作画監督をした人だ。そしてこの本は安彦良和が歩んだ人生を本人のエッセイと弘前新聞の記者が同時進行で紹介するというものだ。

安彦良和は1947年生まれで学生時代は全共闘の闘士として活躍した人だそうだ。
友人には安田講堂に立てこもった人もいれば、浅間山荘事件の当事者もいたというのだから、ご本人は淡々と書いているがかなりの人に思える。その活動の場が弘前大学であった。
どうしてそんな人が対極であるようなオタクの象徴の世界の第一人者となったのか、それに興味があってこの本を読んでみた。
結果としては、学生運動に挫折をして食べるために東京に出て、たまたま虫プロダクションに就職してアニメにかかわる仕事するようになったということだ。そこでもとも漫画を描くことがうまかったという実力が認められたらしく、オタクが学生運動をやっていたというわけではなかったようで、むしろこの世界と距離を置きたかったというのが本音らしい。
だから、学生運動やそれまでに心に持っていた世界に対する思いというのはその後漫画家として世に出した作品に表れているようだ。僕はその漫画を読んだことがないのでこの本に書かれていることだけしかわからないが、ふたつの世界大戦、東西冷戦、ベトナム戦争、そして社会主義の崩壊、それらの国々の内戦、それらはいかにして引き起こされたのか、そういうものを漫画を使って解き明かそうとしているらしい。また、どうして日本人は大きな戦争に突入していってしまったのかということを神話の世界までさかのぼって解き明かそうとしている。

ガンダムも異なる思想を持った者たちの戦争を描いてはいるが、安彦良和の考えをすべて反映させているわけではない。(それはそうで、原案者は別の人だ。)
むしろ、ニュータイプというエスパーが世界の人すべてが解りあえる世界に導くというような考えはまったくなく、だから人々がすべて解りあえることは絶対にない。人々は戦争をやめることはできず、そして戦争は何も生み出さない。そんなある意味諦めにも似たような考えが根底にあるように思える。ガンダムとの共通点は、どちらとも正義でも悪でもないというところだろうか。そんなアニメの世界観がこの業界にある意味革命をもたらし安彦良和は一躍時代の寵児に躍り出た。
そういう、諦めにも似た部分というのは、安彦良和のエッセイの淡々とした書き方にも現れているような気がする。

しかし、一方で、その思いを掘り下げるだけ掘り下げ、人の本質というものを浮き出させようとするこの人の情熱というのはこの世代の人たちがもっている独特のエネルギーなのだろうか。日本の国に共産主義が似合っていたのかどうかは分からないが、学生たちが、自分たちの力で革命を起こすことができるのだという気持ちになれるだけでもものすごい。そしてすべての人は挫折することになるわけだが、よく考えたら、高度経済成長を支え、バブル崩壊まで先頭を走っていた人々というのはまさにこの世代の人々ではなかったのだろうか。そう思うと、やはり途方もないエネルギーと何らかの変革を起こしてやろうという野心を心の内にもっていた人々であったのかもしれない。

もうすぐ選挙が始まるが、立候補する人たちのうち、いったいどれだけの人が本当に革命を起こすことができると信じているのだろうか。首相を退陣させるのだと意気込んでいる人たちも退陣させたその後にどんな世界を創るのだというビジョンはあるのだろうか?あったとしても果たして実現できるのだろうか。政権を持っている人たちも今のままで日本が崩壊しないと本気で思っているのだろうか。(本当に崩壊しないのかな?)

戦争は何も生み出さないがこの国の政争も何も生み出さなさそうで困ったものだ・・・。
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水軒沖釣行

2017年10月09日 | 2017釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 2:06干潮 8:31満潮
釣果:タチウオ 15匹

今日は本当は安息日のはずだったのだ。
休みの度に釣りに行っていては疲れが取れない。(まあ、会社でその疲れを癒しているのではあるけれども・・・。)天気のいい連休ではどこに行っても人がいっぱいで海の上でも同じだ。
そして、腕時計の電池を交換するために時計屋さんに預けているので時間がわからないという不便な日にわざわざ釣りにいかなくてもいいだろう。

しかし、歳のせいだろうか、今日も目覚まし時計をセットしていないにもかかわらず午前3時に目が覚めてしまった。
しからば釣りに行かねばなるまい。すぐに終われるタチウオ釣りに出てみた。

午前5時に出港。最初のアタリは新々波止に沿って沖へ向かう途中であった。その後はコンスタントにアタリがあったがここ数回のようなどんちゃん騒ぎではなかった。そのかわり少しだけ型がよくなったような気がする。
特に一荷でかかってきた2匹はかなりの大きさだ。時合いもわずかで、周りが明るくなってきたらアタリがなくなってしまった。数としては家で消化する分としてちょうどいいのだが、欲望は果てしなく、もっと釣れてくれよ~。という感じだ。釣れたら釣れたでどうやって消化していこうかと悩んでしまうくせに、我ながら何を考えているのかと思う。

釣りを終わって帰港したときは多分午前7時になっていなかったと思う。
帰り道、踏切の遮断機が下りていたので携帯電話の時計を確かめてみるとこの電車はいつも通勤のために乗っている、宮〇駅午前7時26分発の各駅停車だ。



釣りに行ってもこの時間に帰ってくると普通の1日を過ごせるのだ。

今日釣ったタチウオは燻製にしてやろうとソミュール液に漬けてみた。
3日かかりでじっくり取り組んでみたい。

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加太沖~洲本沖釣行

2017年10月05日 | 2017釣り
場所:加太沖~洲本沖
条件:大潮 5:40満潮 11:52干潮
潮流:6:45 上り2.1ノット最強 9:55転流
釣果:サゴシ 1匹 タチウオ 数匹

今日はいつも山菜採りでお世話になっている森に暮らすひまじんさんをお誘いしての釣行だ。
去年のタチウオ狙いでは散々な目に遭わせてしまったので今年は条件のよい日を選んでと思っていたが、結果としてはかなり荒天の日の釣行にさせてしまった。
天気図では日本海にどっかりと高気圧が張り出していて、波浪予想でも波高50センチのラインは日ノ岬の少し北くらいまで下がっている。
9月21日の釣行とほぼ同じ潮廻りなので真鯛とタチウオがリレーで狙える。しかも予報では午前9時を回ると風が穏やかになってくるとなっていた。

朝は午前5時20分頃出港。予報通り田倉崎までは大して波も風もなく穏やかな状態であったが、田倉崎を越えると風が強くなってきた。しかし、今日はタイラバの釣りなので少々風に流されても釣りになる。
いつものテッパンポイントからスタート。ひまじんさんに大まかな扱いを伝えて釣りを始める。しばらくしてアタリがありラバースカートが片一方食いちぎられた。今日は自作のスカートを試していたのだが、おお、これでもアタリがあるではないか!!と少し自信をつけたがその後、かすかなアタリがあっただけで沈黙してしまった。
ひまじんさんも苦戦していたが、アタリをひとつとったようだ。ポイントに到着した時刻はすでに潮流が最強時刻に達していたのでその後は中ノ瀬戸に向かって北上しながらの釣りとした。ひまじんさんはエソを釣り上げ、その後待望の真鯛を釣り上げた。時刻は午前8時30分を回っていたのでそれを機にタチウオポイントへ移動。そこからは苦難の連続だ。
思いのほか風と波がある。



この画像は午前10時を回って心なしか風が弱くなってきたような感じがした時であるが到着したころはもっとすごい波であった。
そんな中でもタチウオのアタリはある。しかし、船が揺れすぎるのか活性が低いだけなのか、すぐにテンヤを放してしまう。
イワシがボロボロになるだけでなかなか魚のストックができない。多分、二人で10匹ほどの釣果で終わってしまったのではないだろうか。ほとんどの魚の型がよかったのがせめてもの救いだ。



潮が下り始めた午前11時、大きなアタリ。ドラゴンサイズかと思いきやもうサワラと言っていいのではないかというようなサゴシが釣れた。多分70センチは超えているだろう。こんなサイズは僕のクーラーボックスには入らない。Uの時に折り曲げても尾びれの先っちょが蓋からはみ出している。



落とし込み釣りに真剣になれないのがこのせいなのだ。釣れたとしても入れるものがない。かと言っていつ釣れるかもしれない魚のために大きなくーらボックスを買うというのももったいない。
だからまあ、何年かに1回こんな悩みをするのもいいのではないかと思う。

それにつけても、天気を見誤ってひまじんさんにしんどい思いをさせてしまったことが悔やまれる・・・。




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水軒沖釣行

2017年10月02日 | 2017釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 3:38満潮
釣果:タチウオ 32匹

今日は潮の廻りがいいので加太へ行きたかったが天気予報がどんどん悪くなってきた。波が2メートルで昼前から雨では致し方がない。
でも、海には出たいので近場で済ませようとタチウオ釣りに出かけた。小船も半月以上動かしていないので心配していたところだ。

午前4時過ぎに家を出たが、いつものスーパーでお茶を買って外に出ると雨が降っているではないか・・・。
しかし、家を出てきてしまっているから仕方がない、とりあえず港まで行って考えよう。今のところは本降りでもないのでなんとかなるだろう。

小船のエンジンを久々に起動させようとするが、???エンジンがかからない・・。セルはちゃんと回っているしホースからは燃料も来ている。前回の釣行から少し間があったので燃料系が詰まってしまったか・・・。
しばし悩んでいると、あれ・・・、キルスイッチのロックプレートをセットするのを忘れていた・・・。なんとお粗末な・・・。
その後エンジンは無事に起動し埠頭のキリンクレーンの前からスタート。



港内ではアタリがなかったが、青岸の手前からアタリが連発し始めた。しかし小さい。ほとんどがベルトサイズだ。アタリがあるとほとんど3~4匹上がってくる。数はどんどん増えるがこの大きさでは貰ってもらうこともできない。
何か大きな魚がいるようで、引き上げてくる途中のタチウオに食らいついてくる。



これ以上釣っても仕方がないし、ならばそれを釣り上げてやろうとヒコーキ仕掛けに変えるがこっちは不発で午前7時を待たずに終了。
今日も潜航板を沈める前からアタリが出るし、仕掛けを仕舞っているときにも3匹も掛かってきた。そのまま釣り続けたら7、80匹は釣れたのではないだろうか。今年はかなりタチウオがいるようだ。これで型が良ければまったく文句がないのだが・・。


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