イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

焚き火の練習2回目とワクチン接種3回目

2022年02月22日 | Weblog
今日も午後一で病院に行かねばならない。それに今日も強風が吹いている。もとより船は出せない。この寒気がこの冬最後の寒さになるらしい。

なので今日も焚き火の練習をするべく港に向かった。このネタはブログに書くほどのものではないとは思うのだが、今日は2022年2月22日という“2”が連続して続く日ということなのでこの日付を記録に残すために無理やり書くことをひねり出したのである。世間では「スーパー猫の日」と言われているらしい。
次に2が連続するのは、西暦2222年2月22日ということになる。さすがにその頃までは生きていないのでこれが最後だ。西暦2222年というと、宇宙戦艦ヤマトが人類の歴史のなかで初めて光速を突破してから23年後だ。この頃には猫を連れての恒星間飛行というものが普通の旅ということになっているのだろうか・・。そういえば、現実世界では最近やっと飛行機の客席にペットを連れて乗り込めるようになったそうだ。

そんなことはどうでもよく、今日の焚き火練習の課題はふたつ。ひとつはライターを使わずに火を着けるということ、そしてもうひとつは「チャ―クロス」というものを作ることだ。
チャ―クロスもライターを使わずに火を着けるための材料なのだがこれについては後ほど書きたいと思う。

午前11時には家に帰らねばならないため、朝7時過ぎに家を出た。風が強いので寒い。なんですき好んでこの寒さの中、焚き火に行かねばならないのかと思うのだが、生の火というのはこれはこれで魅力的だ。それを、文明の利器を使わずに熾せたとなるとなんだか自分がものすごく自由になれる気がするのでなんとかマスターしたいと思っているのである。
船に燃料を入れておかねばならないのでガソリンスタンドとチャ―クロスを作るための塗料缶を買うためにホームセンターへ寄りながら港へ向かうと雨が降ってきた。あらまあ、これでは薪が湿ってしまうではないかと思ったがこれはすぐに止んでくれた。雨が降っていると給油ができないので先に薪を拾いに防風林の中に入っていく。適当な太さの木を拾ってきて焚き火の準備。
今日、マスターしたいのは、ファイヤースターターというやつだ。マグネシウムの棒に金属をこすりつけて火花を出すというあれだ。
僕のテクニックでそれができるかどうかわからないがヒロシもやっていたのでやっぱりこれはソロキャンパーとしては十分条件になるものだろう。



火をつける材料としてはいろいろあるようだが、これも自然素材を使いたい。これには水軒川の護岸に生えているススキの仲間の枯れた穂に目をつけていた。目の前が保育園なのでおっさんが川に降りてへんなことをしていると通報されかねないけれどもこれは仕方がない。しかし、本当に通報されると、持っているものが鉈であったりノコギリであったり、ポーチにはピックとナイフと双眼鏡では完全に不審者として連行されてしまいそうだ・・。

小枝に加え、薪を細く割り準備完了。
穂を地面に置いてファイヤースターターをこするといとも簡単に火が着いた。燃える速度が速く、風も強いので小枝に火が移る前に消えてしまうのだが、3回目で火が大きくなりはじめた。



これはちょっと感動ものである。人生もうすぐ58年、火を着けるとなるとマッチかライターか、ノブをひねるだけであったが生まれて初めての体験である。
それもいとも簡単に・・。魚の神経締めもそうであったが、こんなのできそうにないと思わずになんでもやってみるべきだということの典型のような気がする。
その他の装備も充実してきた。



これはほぼヒロシの装備をまねているだけだが、確かにこれだけあればどこでも焚き火ができる。斧については1000円で買ったものを研ぎ直し、カバーを母親に作ってもらった、張り切って凝ったものを作ってくれたがもうすぐ87歳。これが遺作にならないことを祈る。



少しずつ火を大きくし、チャ―クロスを作る準備。これも火を熾すための道具だと先に書いたが、これは火打石を使って火を熾すために必要なもののひとつだ。モノは何かというと簡単にいうと炭化した布である。これを少し取って火打石の上に置き、火花の火をチャ―クロスに移し、それを手のひらの上に準備した枯れ草の上に置き息を吹きかけて火を大きくするというおそらく最も原始的な火おこし方法のひとつだと思う。
綿の布を小さく切り、塗料缶の中に詰め込んで焚き火の中に放り込むだけでこれが出来上がるという。無酸素状態で炭素化合物を熱するという、要は炭をつくる工程をここで再現するというものだ。

缶を火にくべると小さく開けた穴から白い煙が勢いよく出始めた。10分ほどでそれもなくなりこれで完成・・?かどうかはよくわからない・・。
缶が冷めたところで蓋を開けてみると、確かに真っ黒になった布ができあがっていた。これは多分完成したということだろう。



火打石も事前にメルカリで調達しておいた。ブッシュクラフトが使う火打金というと、メリケンサックのような形をしたものだが、安く買うとなるとそうはいかない。僕が買ったのは、暴れん坊将軍に出てくるめ組の辰五郎が出入りの前におかみさんに打ってもらうやつなのである。まあ、機能的にはそんなには変わるまい・・。ただ、けっこう大きいサイズのメノウが二つも付いていたのでこれはけっこうお買い得だったのではないかと思っている。



これも試しにやってみると、確かに火花の付いたところからチャークロスがメラメラと燃え始めた。これも楽しそうだ。次は絶対これを使った火熾しに挑戦してみよう。

しかし、こんなことをやり始めると、枯れ草を見ただけで火を着けたくなってくる。これではやっぱり危険人物と思われても仕方がない・・。


午後からは病院へ。今日は消化器外科だ。いつもの人気のない先生のほうなので時間通りに診察が始まりすぐに終了。



夕方からワクチン接種に向かう。かなり混んでいるという話であったがそんなことは全くなく、5分ほどの待ち時間で接種が終了。



世間ではファイザーが品薄でかつモデルナは敬遠されているということであったが、今日はファイザーだった。べつにブランド信仰を持っているわけではないのでどちらでもよかったのであるが、まあ、世間のひとが渇望しているほうを打ってもらったというのはちょっと書いておきたくなるのである。



副反応がどうでるかというのは心配なところではあり、このブログは翌日に書いているのだが、この時点では針を刺されたところが少し傷むのと、のどの渇きがあるくらいで済んでいる。熱が出てきたら本当に休んでやろうと思っていたけれども、表向きには3月に入って摂取することにしておいて、ワカメを取りに行くためのずる休み用に取っておこうと考えている。

僕は最初の接種をフライングして受けたのでかなり早い時点で3回目も接種できたが、世間ではなかなかこれが進まないと言われている。自治体は過去の接種記録を見ながらデータを抽出して3回目の接種券を郵送しているのだろうがそこが人海戦術だとそれは大変だ。
せっかくマイナンバーがあるのだから、それと接種記録を紐づけしておけば難なくやれるのではないかと思うのは素人考えだろうか。政府はマイナンバーカードの普及に躍起になってマイナポイントなどを大盤振る舞いしているけれど、そんなことをしなくても、マイナンバーカードを持っているひとは素早くワクチン接種できますよと宣伝して、大規模接種会場の横にマイナンバーカードの申し込みの受付窓口を作っておけばよかったのだと思う。
少なくとも、番号は国民全員が持っているのだからそんなことは十分可能だったのではないだろうか。そうやって脱税するやつらを監視していれば財政難も少しは回避できただろうにと思う。難にありて機をうかがわなくてどうするのだとそう思った次第だ。

コメント (2)
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