イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

焚き火の練習

2022年02月07日 | Weblog
ソロキャンパーになりたいというのは以前にヒロシの本を読んだ時に書いたが、そのためには確実に焚き火ができるということが必要条件となる。なので、ソロキャンプに行くまでに焚き火をマスターせねばとずっと思っていた。それに、ピカピカの焚き火台をもって行ったのでは周りからは絶対に、「こいつ、ブームに乗ってやってきたにわかづくりのやつだな。」と思われてしまうので焚き火台やその他のギミックのエイジングも必要なので、今日初めて、蒐集した焚き火グッズを持ち出してきた。

どこでその練習をするかということもずっと考えていた。焚き火などをへんなところでやっていると通報されてしまうというのが昨今の日本の現状だ。薪が確保できて、火の始末がしやすくて通報される心配のないところ・・それも近くで・・。どこかにそんな都合のいいところはないものかと考えていると、思わぬ近くにそういう場所があることを見つけた。港だ!
最近は渡船屋も忙しいので焚き火をやらなくなってしまったが、寒くなるとドラム缶で材木を燃やして暖を取るというのが普通だった。おじいやんズが元気だったころはそこへみんな集まってきて無意味なことをしゃべっていたものだ。
だから、ここはもとから焚き火はOK。しかも、港の後ろの防風林にいけば焚き火になる木はいくらでもある。火の始末も燃えカスを海に流せば完璧だ。燃えカスはほぼ純粋な炭素だから海洋汚染につながることもあるまい。しかも、月曜火曜は渡船屋が休業しているのでこの曜日、港は無人なのでだれに気兼ねすることなく焚き火ができる。

しかし、冬場、風のない日は大体釣りに出ているのでそういうことができない。しかし、風があって釣りに行けないくらいになると焚き火ができそうにない。今朝も釣りに行こうと思って外に出ると、思いのほか風が吹いている。予報ではもう少し時間が経てば風は治まってくるとことだが、今日も午後から病院に行かねばならないのでこの時間に家を出なければ加太まで行って帰ってくることができない。
ならば、今日、港に行って焚き火の練習をしようと思い立ったのだ。ちょうど、船の傷んだところのペンキ塗りやワカメを干すための竹竿を取りにいくついでもある。

午前8時過ぎに家を出て港に到着すると、確かに風は少し緩くなってきている。焚き火にもちょうどいい。竹を切るついでに薪になりそうな木と焚き付けに使えそうな松の小枝を採ってきてライターで着火・・。しかし、よく見るとライターのガスがない。すぐに近くの100均に行きライターを買ってきて着火。多分、ここで相当手間取るのだろうなと思っていたが、小枝と枯れ草を積み上げて牛乳パックの切れ端に火を着けて放り込むといとも簡単に火が着いた。これは焚き火台の構造によるものだろうか?七輪での着火には相当手間取っているのとは大違いだ。

用意した薪もくべてゆくとどんどん火が大きくなる。火皿の上に置いた缶コーヒーも程よく温まってくる。
ついでに体も暖かい。焚き火の炎とはこんなに暖かいものなのかと実感した。たしかにこれは中毒になってしまいそうだ。



今日はライターで着火したが、最終目標はマグネシウム合金のファイヤースターターか、まだ買ってはいないが火打石を使って火を熾すことだ。
そして食材を買ってきて調理したりコーヒーを沸かしたりもしたい。そこまでやったらついでにここにテントを張ればここでソロキャンプができそうだ。テントを張るのに気が引けたら船のデッキの上に張ってもよい。波に揺られながらテントで寝るなどというのはヒロシでも思いつくまい。

そういえば、僕の奥さんの母親の実家は日高川の山奥にあって、登記がなされないまま法定相続人がいっぱいいてその人たちが健在かどうかもわからず、日高川町の役場から相続人の照会のDMがときたま届く。人が住んでいたということは少なくとも道路は通っているはずだ。その土地をもらって自分だけのキャンプ場なんかを作れないだろうか。
そんな話をすると、奥さんは、間違いなくひと言、「アホか。」と言うのだが、夢があっていいのだがな・・と。男脳と女脳の違いを実感するのである。

コメント
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