イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

ワカメ採り調査

2022年02月14日 | Weblog
朝起きると、あまり風がない。夕べはかなり雨が降ったので朝一は風が吹くと思っていたので今日は普通に寝ていた。

加太まで行けそうだが、今日も昼前に病院に行かねばならないので今からではまったく時間がない。今日は月曜日なのでこんなときは焚き火の練習ができると思ったけれども、この雨では薪になる木は濡れてしまっていて火が着かないだろう。
さて、病院に行くまで何をしようかと考えていると、ワカメの生育具合を見てきてやろうと思いついた。
マリーナシティの桟橋にはすでにワカメが生えてきているらしいし、スーパーではすでに新ワカメが並んでいる。港の裏の養翠園の林の中からはメジロの鳴き声が聞こえるし同じく港の近くにある緋寒桜のつぼみも膨らんでいる。



港への道中の民家の梅の木にも花が咲き始めた。



今朝もかなり寒いが着実に季節は春に向かっている。例年なら調査といってもあと1週間は先だろうと思うのだが、燃料を入れるついでに小船を出してみよう。

おそらく一級ポイントはさすがにまだまだ早いはずなので大島の北側のテラスを目指した。
午前8時過ぎというと、満潮からやっと潮が引き始めた時刻だ。おまけに雨が降っていたので水が濁り、日も差していなのでほとんど底が見えない。しかし、目を凝らしてみると所どころに黒い影が見える。あれはきっとワカメだ。大体の見当をつけてグリグリやってみると小さなワカメが巻き付いてくる。
本当に、まだ芽を吹いたばかりといってもいいくらいの大きさだ。しかし、ワカメとしてはこれが一番美味しい。今日はおかずの分だけしか採るつもりがないのだが、あまりにも小さいのと底が見えないのとで採る作業にはかなりてこずる。30分ほどグリグリしてやっとスーパーのポリ袋1個分ほどだ。幸いにして長けてしまっている部分などはまったくないので全部持って帰れる。



まあ、これだけあれば叔父さんの家に持っていく分を除いてもワカメのしゃぶしゃぶをやれるだけの量はある。

午後からは歯科口腔外科へ。
ここ何週間は毎週月曜日、入れ歯を作るために病院通いをしている。しかし、入れ歯を作るのにはこんなに手間がかかるのかと思うほど通った。
最初は型を取るための型を作り、その型を元にして精巧な歯型を作る。それを元にして仮の入れ歯(歯茎の部分が蝋でできている。)を作って微調整。と、今日までの作業が続き、来週にやっと本物の入れ歯が出来上がってくるという流れだ。
まあ、僕も数年後にはこんなものにお世話にならねばならないのだろうから、こういうプロセスも記録に残しておこうと思うのだ。



しかし、母は元気だ。
夕方、ワカメを干すための竹竿の支柱を立てに庭に出てみると、パトカーが4台・・。一体何が起こったのかはまったくわからないけれども、事件のようだ・・。
家に飛び込んで母親に、「パトカー来てるで!」と言うと、何も言わずに一目散に表に出て行った。その素早さたるや、腰が90度に曲がっているとは思えない速さであった。人の不幸は蜜の味とはいうけれども、僕の母親も人の不幸を吸いながら元気を維持しているのかもしれない・・。




毎年、最初に採ってきたワカメは必ずしゃぶしゃぶにして食べるというのが僕の心の中での鉄則なので今年もそのとおりにしてもらった。
お湯の中に入れたときにさっとエメラルド色に変わる瞬間と独特の香りを嗅ぐと、今年も春がやってきたのだと感じるのである。





コメント
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