まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

出て来い、阪神・野原

2012年03月05日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

・・・また今年も関西マスゴミの阪神偏向報道をいやでも見せられる季節がやってきたのかと思うと、ため息が出る。

昨日は高知・春野にてオリックス・バファローズ対西宮阪神タイガースの一戦が行われたのだが、オリックス打線は情けないことに完封負け。そのために月曜日の関西マスゴミでは六甲おろしは流れるわ万歳三唱が行われるやら、週のはじめから不快な気分である。よりによって、一番負けたくないチーム相手にぶざまな試合をしやがって。

さて、嫌でも電車の中で目にするスポーツ紙の一面であるが、「野原」という文字が躍っていた。若手、若手というが2006年の高校ドラフトで入団した野原将志という選手。もともと足が速いということもあり、その武器を生かして何とか一軍定着を、というところである。まあ、こういう生え抜きの選手が出てくるというのは、特に主力を他球団から補強してくることの多いチームにあっては喜ばしいことであろう。どこのチームであったとしても。

ただ、私が「阪神の野原」と聞いて思い出すのは、もう一人の野原祐也選手。愛称は「富山のおかわり君」である。

この選手を思い出すのは、BCリーグ・富山の不動の4番としてリーグ優勝にも貢献したスラッガーであること。初年度で本塁打と首位打者の2冠。野手部門のMVPには2年連続で選ばれたほどの打者。当時の富山「雷鳥打線」は3番・草島、4番・野原、5番・井野口というクリーンアップで強打を誇ったものであるが、その中でも風格と顔のいかつさでは野原が一番だったかなと。

阪神の育成ドラフトで指名された直後には、「金本選手の後釜となるように」ということを言ってみたり、育成から支配下選手、そして一軍の試合にも出場してヒットを放つなど、これは楽しみだと思っていたのだが、怪我もありその後はまるでさっぱり。このキャンプでも名前が出ることはなかったのではないか。金本の後釜どころか、金本より先に戦力外通告になってしまうぞ。

地力はあるのだから、怪我から復帰すればまだまだチャンスはあるはず。現在売り出し中の「野原」に負けず、「阪神の野原はオレだ!」という形で出てくるのを、「アンチ阪神」の私も楽しみにしたいものである・・・・。

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自分磨き

2012年03月04日 | ブログ

今日は雨模様の大阪であったが、とある人と昼食を共にした(珍しくアルコール抜きで)。

そこで話に出たのは「自分磨き」。これは内的なものもそうなのだが(例えば自分のスキルなり知識を高めるとか)、話題に出たのは「見た目」。

「人は見た目ではわからない」という意見がある一方で、何かの本だったか、「人の9割は見た目で決まる」とかいうこともある。

ただ、見た目をよくしようと思えばそれなりの努力というのをしなければならないということで、今日はそのための具体的な動きもあったし、いろいろな助言をもらうことができた。やはり、「自分ではこうしよう」と思うところがあっても、それを第三者の目から見た場合に「こうしたほうがもっといいのではないか」「貴方の場合ならこういう戦法でいけばいいのではないか」というのが出てくるものである。やはり、人の話というのは聞いてみるものである。

さて、そのアドバイスが今後どう私の中で生きてくるか、生かすことができるか。それを考え、実践することが自分磨きというものだろう。そして何事も前向きに、ポジティブに取り組むことができれば・・・・。

いつの日か、期待と声援に応えられますように。

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「未来のスターに 見せたい背中がある」

2012年03月03日 | プロ野球(独立リーグほか)

子は親の背中を見て育つという。まあ私の場合は背中を見せる子どもはいないのだが(というか独身)、かと言って仕事において「背中で見せている」かと言われればなかなか。

「未来のスターに 見せたい背中がある」

これはプロ野球独立リーグ・BCリーグの2012年度リーグスローガン。一般公募で決まったとのことだが、未来を担う子どもたちのために、選手が必死に白球を追う姿を見てもらい、憧れになる野球をしてもらいたいという願いをこめてのこと。「地域と、地域の子どもたちのために」というものが常に根底にあるこのリーグらしさが出ており、かつ詩的な響きも感じられる。

3月に入り、NPBプロ野球もオープン戦が本格的に始まる。野球ファンとしては楽しみな季節になってきたところである。独立リーグも新戦力ということで元NPBの選手が何人も加入しており、今年もまた若い選手、そして再起を目指す選手のプレーを見るのを楽しみにしている。また各地のローカル球場に足を運んでみたい。

それに加えて今年は、BCリーグ、四国アイランドリーグの両リーグとNPBの本格的な人事交流が行われるという。それはNPBから両リーグへの選手派遣。

派遣できるのは育成選手に限られるそうだが、選手の出場機会を増やすこと、派遣費用をNPBが負担することで独立リーグの経営健全化にもつなげること、というメリットが生まれ、組織の枠を超えた野球レベルの底上げを目指すというものである。

これまでの制度では、独立リーグは高校、大学、社会人と同じくNPBのドラフトによって選手を取られる側で、指名されるようなチームの中心選手が抜けた場合、独立リーグとしてはスター、看板がいなくなることを意味する。NPBにとっての選手の「草刈り場」で、指名されたからといってNPBから何か補償があるわけでもなく、独立リーグの「興行」を考えれば痛い話。

Dscn1742BCリーグの村山哲二代表も著書『もしあなたがプロ野球を創れと言われたら』の中で、NPBとの業務提携の必要性を訴えていた。アメリカのMLBのほうからBCリーグに業務提携の話があった事実にも触れ、それに応じることはBCリーグにとってもありがたいことで、将来メジャーを目指そうかという選手にとっても近道になるというプラス面は認めるものの、仮にそうなってしまったらNPBがなお魅力のないものになり、日本の野球秩序はどうなるかということを危惧している。だから、NPBを中心とした野球秩序を整え、独立リーグもその一翼を担うことができるようにと、業務提携を願っているというものである。

今回の育成選手派遣というのはその第一歩かもしれない。選手たちが良い環境で活き活きとしたプレーを見せること。その中で真の意味での「未来のスター」が一人でも多く誕生することを願うばかりである・・・。

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岡山の「ミシュラン居酒屋」へ

2012年03月01日 | 旅行記F・中国

岡山の「禁酒会館」の建物を見た後、再び路面電車で岡山駅前に戻る。ここから高島屋方面に入ったところに今回のお目当ての居酒屋がある。

Dscn2795それがこちらの「鳥好」。外から見た感じではどこにでもあるような大衆酒場というところ。ただこの佇まい、もう3年も前になるだろうか、西のほうを旅した帰りに岡山で飲んだ時にたまたま入った一軒なのだが、その雰囲気というのが気に入ってその後何度か、岡山を通るごとに入ることになった。

Dscn2780そんな店だが前回に訪れた時に見かけたのがこの看板。「ミシュラン掲載店」。別に星がついているわけではないのだが、岡山のスポットとして後楽園に岡山城が紹介される中で、グルメスポットとしての掲載。

Dscn2793今回混戦BB会で岡山を訪れることになったのは、かねがねこの店のことを話す中で「ならば一回一緒に行きましょう」というところからである。

時刻は17時。こちらは16時開店とのことでこの時間ともなると結構な数の人がカウンターやテーブルに座って一献やっている。3人ということで座敷へ。いつもなら一人で来るということもあり座敷に上がるのは初めてである。

生ビールで乾杯の後、メニューを物色する。2枚に分かれたメニューに壁の貼り紙、おすすめの黒板にずらりと並ぶ一品にお二人もうなるばかりである。「ここはまつなるさんのお勧めで行ってください」とのこともあり、あれこれと注文をする。およそ、居酒屋メニューで考えられそうなものはほとんど全て揃っているといってもいい(・・・と書きつつ、そういえばおでんというのはメニューにあったかなと首をかしげるのだが。これはまた確認しに出かけなければならんなと思う次第)。

Dscn2783昼間に日生であれだけカキを食べたにも関わらず、「何かが抜けている」と感じていた。そう、焼きガキ。こちらにも日生産のカキがあり、これの殻つきをいただく。カキから染み出る潮の味というのを感じることができる食べ方である。これでカキ食べツアーのほうもきちんとおさまった。

変わったところといえば「のりくらっち」に「男いらず」かな。「これはどういう食べ物なんですか?」と支障さんに大和人さんが尋ねるので、「それは"考えオチ"ということで」として注文する。

Dscn2787「のりくらっち」。これはご覧のとおり、「海苔」と「クラッカー」と「チーズ」。考えてみればそのまんまくっつけただけのネーミングであるが、この組み合わせというのは単品でもいけるし、それぞれを組み合わせて食べてもよく合う。どんな酒とも相性がいいのではないかな。

Dscn2788そしてもう一つの「男いらず」は・・・・・。まあ、こんなやつ。「形から入ったんですねえ」と。実はこれ、私も注文するのは初めて。こういうグループで来た時にしゃれで注文する一品かな。食材はウインナーに玉子に野菜だから特段珍しいものではないが、これ一人で注文するのは結構勇気がいるような。後は、仮に女性と二人で入った時に注文したらどういうリアクションをされるやら。(どれから食べるかによって相手の心理がわかるとか?)こちらも「何だか股のあたりが痛いような気がしますが」といいつつ、結局3等分していただくことに。

「もし"女いらず"というメニューがあったらどんな料理になるんでしょうか」と考える。まあ、これは皆さんのご想像にお任せするとして・・・・。

Dscn2790テレビから笑点のテーマ曲が流れる頃には座敷も結構埋まってきた。支障さん、大和人さんとも「何だか、ミシュランに載るのもわかるような気がします」「昔ながらの風情ありますよね」とその雰囲気を気に入ってくれたご様子。ここまでやってきた甲斐があったというものである。

Dscn2789後は結構まったりとして、最後は店の名前にもなった焼き鳥でしめる。特に絶品とまではいかないにしても、その大ぶりな串焼きもスパイスが効いてなかなかよろしい。時刻はそろそろ19時ということで神輿をあげる。結構飲み食いしたが思ったよりは安くついた。

岡山駅からは一駅、相生まで新幹線「こだま」に乗車。これで大阪への帰還を1時間近く短縮することができる。一駅で自由席なら950円の追加料金で済む。そしてやってきたのはひかりレールスター型。大阪寄りの車両に行けば、自由席料金で2×2列のシートに座ることができる。赤穂線で途中下車しながらたどった区間を20分足らずで通り過ぎる。

Dscn2800Dscn2801相生に到着。改札を出る前に「のぞみ」の通過を見送る。このあたりが山陽新幹線でも特にスピードの出るところ。16両が通過するのも一瞬の出来事である。

ここで新快速に乗り継ぐのだが、大和人さんが時刻表を分析すると、やってくるのは播州赤穂からの列車。おそらくその折り返しとなるであろう播州赤穂行きが先にやってくるので、何もないホームで寒さを感じながら待つよりはと、「関西1デイパス」のフリー区間であることを利用して赤穂まで行く。後は大阪までゆったりと過ごすだけである。

この会もカニ、そしてカキと冬の味覚を感じる日帰り旅に出ることができた。後、冬の味覚といえばなんだろうか。筆頭で挙げられるのはフグになるのかな。新世界のづぼらやに行けばたらふくいただけるにしても、ここはぜひ関門海峡に行きたいところ。そうなると一泊かな。日帰りとなると紀州のクエなどどうだろうか。白浜温泉とか。昨年の台風12号の被害で紀州・熊野への観光客も減っているということから、その応援も兼ねて出かけるとか(そうなると、大和八木から十津川村を経由して新宮まで6時間で行く「路線バス」も面白いかなと)。またの実現を期待したいものである・・・・。

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