まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

名松線の無人列車

2009年04月21日 | ブログ

昨日は「第一種衛生管理者」の資格試験受験のために、加古川まで遠征。JRで加古川まで行き、そこから加古川線の列車に乗るという、ちょっとした鉄道旅行である。試験会場となった「近畿安全衛生技術センター」は、加古川線の神野駅から線路沿いに歩いて15分。駅舎が昔ながらの木造駅舎だったり、駅のすぐ前が乳牛の厩舎だったり、線路が近くて列車の迫力ある走行が見られたり・・・・。

試験終了後は明石まで戻り、駅前のとある店で「反省会」。反省会といっても明石名物の蛸料理やら昔ながらのサワーが出てきて、反省には十分の時間を過ごす。ただし帰宅が日付を回ったのは、これもまた反省材料かな。

さて、このところ当ブログでアクセスが多かったのは、加古川線よりももっとローカル線の「名松線」の記事。現在も残る「元・特定地方交通線」である。

P3295871もっとも、名松線のことといっても別に私の乗車記に反響があったわけではなく、先日起きた「列車の無人走行」の事故を受けてのことである。「名松線」で検索したら記事が引っかかったというわけですな。

最初は「JR東海、究極の合理化で運転士も無人」とでもいうものかと思ったが、これが家城駅での運転士によるブレーキのかけ忘れによるものとか。しかも、3年前にも同様の事故が起こり、そのときも同じ家城駅から無人で同じく8キロあまりを走行したという。

事故というのは繰り返し起こすものなのだろうか。JR東海のこと、そのあたりの業務マニュアルはしっかりしていると思うのだが、それが2度にわたって守られなかったとなると、運転士の側に守る気がないのか、そうでなければマニュアルのほうに何か欠陥があるということだろう。

けが人がなかったのは幸いだし、東海道新幹線、いずれは中央リニア開業を控えるJR東海にしてみれば、この程度など事故のうちには入らないのだろうな。もしすべての路線での安全を本気で考えるのなら、新幹線と同じく安全運転のための制御装置など入れるだろうし。まあ、新幹線のようなシステム管理にはめっぽう強いが、名松線のようなアナログの世界になるとからっきし弱くなるという性格を持っているのかもしれない。

鉄道に限らず、事故というのはどこの現場でも「0.00%」にはならないもの。ただ限りなくゼロに近づける、万が一の事故発生時も被害を最小限に食い止める、「安全」というものはいくら考えて努力しても「これが完全」というのはないし、それだけに常に考えなければならないものである。私も車両を扱う身、これからも気を引き締めていきたいものである。

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