まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

「野球の力」は見せられるのか?

2020年03月05日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、その開催について注目されていた選抜高校野球。3月4日の会議にて、19日から無観客試合での開催をベースとしつつも、中止の可能性も残すとして11日に最終結論を出すということになった。政府が2月下旬に出した「1~2週間が正念場」というその2週間後が3月10日だから、その時にはまた政府も何らかの指針を出すものと思われる。それを踏まえてぎりぎりまで様子を見ようということのようだ。

大相撲の無観客開催の時以上に賛否両論出ているが、大相撲と比べると「中止にすべき」の論調が多いそうだ。全国から選手、関係者が移動することのリスク、大会期間中は旅館で合宿のため集団で過ごす時間が長くなることのリスクが言われている。また、他の高校スポーツ大会が中止になったり、学校そのものも休校が要請されている状況なのに、なぜ野球だけ特別扱いするのか?という意見もある。

一方賛成派は、日常の通勤電車と比べれば濃厚に接触するわけではないとか、プロ野球のオープン戦も各地を転戦するが感染の報告はないとか、頑張ってきた球児の夢を壊したくない(特に選抜の場合は21世紀枠などがあるため)とか主張しているが、ちょっと弱いように見える。

まあ、中止を主張するのがネットの書き込みで、マスゴミではそこまでトーンが上がっていないように見える。特に大手マスゴミ2社にとって高校野球は貴重な販促ツールだから、高校野球を否定することは自分の首を締めることにつながるようだ。

ならば私はどうかといえば・・感情論と思われるかもしれないが、安易に中止というのはいかがなものかと思うので、無観客開催やむなしと思う。いや、高校野球を中止したら、次の矛先は翌日20日開幕のプロ野球に向かうし、さらには(報道されることはほとんどないだろうが)独立リーグにも向かうだろう。

お互いどうしてもというのなら、各校1回戦だけ親善試合として戦っておしまいというのはどうだろうか。優勝、準優勝は決めないが、出場校は甲子園の土を踏んで、試合することはできる。21世紀枠の高校にもせめてもの実績になるかな・・。うーん、それなら不要不急になってしまうか・・。

東日本大震災の後、当時楽天の嶋選手が「見せましょう、野球の力を」と言った言葉に共感した人も多いと思うが、今回のコロナウイルス感染問題ではそれもはばかられるような雰囲気だ。あの震災の時は地震、津波、原発事故のために当然中止、延期しなければならないものや、物理的に開催が無理とか、計画停電や節電、さらに自粛ムードもあった。ただその一方で、通常の経済活動が可能なところはそうしてくださいというPRもあった。そうしないと本当に日本全体が大変なことになっていたかもしれない。ただこの頃の混乱は、震災の時と比べても嫌らしく、日本全体がピリピリしなければならない状況である。まあ、安倍みたいな輩とその取り巻きが仕切っている時点で最大の不幸なのだが。

スポーツは野球だけではないのはわかっているが、「野球の力」というのは9年前と比べても低下しているのだろうな。今オープン戦で誰が打ったとか、こういう新戦力が出て楽しみとか、ニュースにもならない。(関西のマスゴミは相変わらず西宮球団の偏向報道に血眼をあげているのかな?・・・観ないから知らんけど)

この3月、いろんな意味で動きがあるだろうし、冷静な判断も求められるだろう。その中で、自分なりに動いていこうと思う(マスク、トイレットペーパーは騒動以来買えてませんが(笑))・・・。
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