「SLやまぐち号」の牽引機として長年活躍してきたC57 1号機。私もこの夏の中国観音霊場めぐりの旅行の帰途に乗って、その走りを楽しんだ。
それがこの10月10日、津和野から新山口まで向かうべく発車したが、県境の船平山に差し掛かるところで乗務員が異音に気づいて緊急停車。点検後にいったん運転を再開したが、再び異音がしたため停車。ここで運転を取り止め、乗客はバスで代行輸送したという。
10日はちょうど引越し直後でドタバタしていたためこのニュースを知ったのはつい先ほどのこと。C57 1号機が京都の梅小路に回送されたというのに接してのことである。代替はD51 200号機で、今季の残り期間の運転をまかなうという。もっといえば、その入れ替え期間中はDD51が牽引するディーゼル機関車列車として運転されたとのこと。蒸気機関車もいいけど、ディーゼル機関車牽引の列車に乗る機会も貴重である。知っていれば乗りに行ったかな・・・と思うが、このところ観光需要も戻りつつあることもあって、「SLやまぐち号」は連日満員御礼とのこと。
それにしてもC57 1号機、1937年の製造だから83歳。人間でも長寿のほうで、ましてや寿命が短い機関車にあって人間に換算すると何歳になるのだろうか。これまで何回も故障、不具合がありその都度梅小路で修繕して復活してきたし、「貴婦人」という割には何度も引退~復活という大仁田厚のような生涯を送ってきたが、さすがに今度はどうなるだろうか。
ともかく今季の運用はなくなったので、来年以降どうなるか。その動向を見守ることにしよう・・・。
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