まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

BCリーグ観戦記・滋賀対群馬@近江今津(試合前)

2017年06月13日 | プロ野球(独立リーグほか)
話はちょうど一ヶ月前にさかのぼる。

5月13日、BCリーグの滋賀ユナイテッド対群馬ダイヤモンドペガサス戦が彦根球場で組まれていた。その試合を観戦しようと出かけたのだが、朝の彦根は雨だった。午前中は彦根城に上がったりしたが、その日は午後から天候が回復するという予報もあり、試合をやるか中止するかという球団の判断を待っていた。結局グラウンド状態が悪いこともあり中止が決定、ただ予報通り午後からは雨も上がり、急遽オプション?で用意していた竹生島への西国三十三所めぐりに切り替えたということがあった。

さて、中止になったその試合の代替が、ちょうど一ヶ月経った6月13日に、場所を近江今津に変更して行われることになった。この日は火曜日であり、通常なら出勤している日である。ただそこでラッキーだったのが、いつぞやの休日出勤日の代休をどこかで取るというもの。ならばということで、この日に充てることにした。職場のほうは特に問題もなく、まあ何か緊急ごとがあれば電話でもかかるだろうというくらいの感じで無事に代休となった。

朝の11時、湖西線の近江今津駅に現れる。今津スタジアムがある運動公園へは高島市のコミュニティバスが出ており、正面に西武ライオンズのマークを掲げた湖国バスが運行している。1日に何本か出るというものだが、11時06分発というのがある。高島市のホームページ掲載の時刻表では11時24分に運動公園に着く。試合後となる16時以降も3本あるようで、スタジアムの足としては使える感じだ。近江今津からのバスにも、群馬のファンなのか関東言葉で運転手と話をする先客のおっちゃんがいる。「急に来ることになっちゃってさぁ~」と言っていたが、なぜそうなったかの理由は後述。

近江今津近辺を多少遠回りしながら走り、運動公園に到着。野球場以外にも多目的グラウンドや体育館、屋外・屋内テニスコートなどもあり、平日にも関わらず地元の人たちの交流の場として賑わっている。今津スタジアムはその中心的な位置づけであるが、平日の日中の試合となると、どのくらいの客が来るのだろうか。

一般客の開門の11時30分となり入場する。観客席は5列ずつと、先日訪れた越前市の丹南野球場と比べても小ぶりだが、ネット裏には屋根もあるし、周りの自然との開放感も感じられる。ネット裏から見た景色が周りの自然に溶け込んでいるのは、ドーム球場では絶対に味わえない感覚である。正直、近江今津にこのような球場があるとは知らなかったので新鮮である。独立リーグの試合は、こうした新たな球場めぐりも含めて楽しみにしている。特に滋賀県というのはどこも訪ねたことがないので、滋賀ユナイテッドと組み合わせてあちこち行くことになるだろう。

スタンド内に自動販売機があるが、OBC高島の広告がある。高島市を拠点とするクラブチームで、かつては社会人野球日本選手権にも出たことがある。OBCの「O」とは、NPBや米大リーグ、そしてBCリーグでも活躍した大家友和から取っている。タイミングやご縁のことはあるだろうが、滋賀にBCリーグの球団を立ち上げるなら、現役選手でも監督・コーチでもいいので、この大家投手を招聘するという動きはなかったのかなと思う。

BCリーグは10球団が東地区、西地区に分かれていて、多くの試合は同地区の球団との対戦だが、前期、後期で1試合ずつ、他地区の球団との対戦が組まれている。前期、後期を通してホーム&ビジター1試合ずつという方式なので、この日の滋賀対群馬というのは、年間で2試合、そして前期は滋賀で、後期は群馬での対戦となる。つまり、群馬が滋賀に来るのは年に1回しかなく、1ヶ月前はその試合が雨天中止になったわけだ。

そして1ヶ月が経ち、私としては同じ関西として滋賀も応援するが、個人的に群馬のカラバイヨ(元オリックス・バファローズ)、井野口(BCリーグ初年度からの長距離打者)という選手を観たいという思いで観戦することにした(滋賀ユナイテッドの選手、スタッフの皆さんには申し訳ないです)。また、この試合まで群馬は東地区の前期シーズンの首位で、前期優勝のマジックが1である。1ヶ月前なら別に何でもなかっただろうが、ここに来て群馬にとっては優勝がかかる試合となった。前述の「急に来ることになっちゃってさぁ~」という関東言葉のおっちゃんの意味するのはそこである。

もっとも、そういう人はごくごく限られているようだ。三塁側のスタンドに陣取る応援団といえば、こちらは群馬から高速を飛ばして来たとして場内アナウンスでも紹介されていたが、一人で声出し、太鼓、出塁時のトランペットをこなしていたおっちゃんのみ。結構大変なものである。

一方、前回に甲賀で観戦した時に見かけなかった滋賀の応援団もこの日は来ていた。年格好からすると20代、それも学生さんなのかな?と思う。トランペット1本、太鼓1つという陣容である。

群馬の監督は中日、西武などで活躍した平野謙、そしてコーチには大洋などで活躍した高橋雅裕。なお、カラバイヨは選手だけでなく打撃コーチの肩書もついている。一方の滋賀は元阪神の上園監督に、地元高島高校でもコーチを務めたことがある桜井広大コーチが率いる。この今津での試合も「あの男(桜井コーチ)が帰ってくる」というのをPRにしていたが、その集客効果のほどは・・・。

・・・ここまでで話は長くなったので、続きは次の記事にて。試合としてはなかなか見ごたえがあったのだが・・・。
コメント    この記事についてブログを書く
« 今年は3連勝願う | トップ | BCリーグ観戦記・滋賀対群... »

コメントを投稿