まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第14回中国観音霊場めぐり~今回は(今回も?)乗り鉄が目当て?

2020年08月13日 | 中国観音霊場

夏休みの期間である。2020年の夏はさまざまな意味で「特別な夏」となっているが、いろいろ言われる中、やはり出かけることにする。移動中、そして移動した先で注意するしかない。今ここで延期したり、自分が大阪に籠っていたからといって事態が好転するものでもない。またこう書くと自粛警察が暴れまわるのだろうが。

中国観音霊場めぐりも第14回となる。何回行ってるねんというところだが、まあ、日帰りで1ヶ所だけ回ったのも1回と数えるので、瀬戸内・山陽側を回るだけで13回かかった。ここからは折り返して日本海・山陰側である。今の見通しでは7~8回かかるかなというところ。

今回の目的地は、山口県萩にある第20番・大照院、第21番・観音院。また、行ければということで島根県浜田の第22番・多陀寺も対象にしている。

萩と浜田が目的地なら、大阪から高速バスが出ているし、新山口まで行って路線バスか山口線から山陰線に出れば行けるのだが、中国地方循環の一筆書きも兼ねており、ルート選びはいろいろ考える。また山口県西北部の日本海沿いには、角島大橋や元乃隅稲成神社といった、インスタ映えで国内外で人気のスポットもある。元乃隅稲成神社はひょっとしたら昔々の広島勤務時代にドライブで訪ねたことがあるかもしれないが、いずれにせよ近年有名になってからは訪ねていない。これらのスポットはクルマで行けばどうということもないが、公共交通機関となると厳しい。角島へはまだ路線バスが出ているが、元乃隅稲成神社となると、ネットでの情報によると最寄駅の長門古市からタクシーの「相乗り」を薦めている(ちなみに歩くと2時間ほどかかるとか)。

まだ今年の3月頃のことだが、8月に山口県北部~島根県西部を訪ねることを前提にプランを練っていたところ、JTB主催の日帰りツアー「やまぐち絶景満喫バス」というのを見つけた。湯田温泉、新山口駅を出発して、道の駅北浦街道、角島大橋、元乃隅稲成神社を回り、長門市駅、湯本温泉を経由して戻るコースである。それまでに長府の第19番・功山寺を回り、下関までたどり着く前提で、8月のコースを申し込んだ。

しかし、それ以後のコロナ禍、そして緊急事態宣言である。緊急事態宣言は解除されたが、「やまぐち絶景満喫バス」は9月末まで運行中止との連絡があった。あの辺りは安倍晋三の選挙区(それどころか、安倍家のルーツ・・・岸信介ではなく父方の・・・があるところ)ではあるが、現実の生活は他の地方と違わず厳しいのだろう。もっとも、これを機会としてか、元乃隅稲成神社も老朽化していることから修復工事を行うため、境内に入ることもできないようである。

ならば10月以降に延期するか・・・とは考えなかった。下関から長門市、萩まで山陰線の鈍行で行くことにする。観光列車「◯◯のはなし」もコロナ禍のために運休されているし、時刻表を見て数少ない定期列車を利用することにして、宿泊は萩にするか、益田、浜田まで行くか、萩での町歩き時間をどう取るか、いくつかの組み合わせを考える。

その前に、下関までどうやって行くか。新幹線で行くか、それこそ朝から夕方まで在来線を乗り継ぐかというところだが、今回は新たな手段として、フェリーでいったん九州は新門司港に上陸することにした。大阪からは阪九フェリーと名門大洋フェリーの2航路があるが、大阪側のアクセスのよさから名門大洋フェリーを選択。新門司港から送迎バスで小倉に移動。あとは北九州、関門海峡をぶらぶらして、下関か小倉に泊まることにした。まずここは、まだ泊まったことがないということもあり、小倉での宿泊とする。

その翌日は小倉から下関に出て、山陰線で萩に向かう。当初は萩に泊まる方向で考えていたが、結局は萩と浜田の中間にある益田とした。山口線の分岐駅でもあり、それまでの行程も踏まえて柔軟に動けるかなというところ。

・・これで骨組みは、大阪南港~新門司港~小倉駅~北九州・関門海峡~下関~東萩~益田~浜田~新大阪となった。8月13日に大阪南港を出発、16日に帰阪である。

ここまで決めたところで、明るいニュースが入ってきた。コロナ禍の影響で運行を中止していた山陰線の「◯◯のはなし」と、山口線の「SLやまぐち号」が8月1日から運行を再開するという。早速指定席を確保した。当初は浜田から大阪まで高速バスで移動しようかとも思っていたが、これで山口線経由、新山口からの新幹線ということになった。

また、これは7月の九州豪雨を受けてのことになるが、肥薩線を走る観光特急「かわせみ やませみ」と「いさぶろう・しんぺい」が、肥薩線の復興応援企画として、2列車を連結させて博多~門司港を走ることが発表された。これは特急なので青春18きっぷは使えないが、乗ることにしよう。ちょうど、フェリーで小倉に降り立った後、博多まで移動してこれに乗ればちょうどいい。

・・・何だか、中国観音霊場めぐりというよりは、乗り鉄がメインの行程となりそうだが(いつもそうでしょうに・・・)、さまざまなものに触れてみたいものである・・・。

※画像はいずれも以前に乗車した時のもの。

コメント    この記事についてブログを書く
« 他県ナンバー狩りを知事が先... | トップ | 第14回中国観音霊場めぐり... »

コメントを投稿