まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

小泉→安倍、政権移譲

2006年09月21日 | ブログ

自由民主党・安倍新総裁誕生。安倍って、この字でよかったよね?「あべ」さんという名字、「阿部」さんもいれば「安部」さんもいるし・・・。

もっとも、安倍新総裁の誕生は総裁選挙前から確実視されていたことだし、対立候補の麻生、谷垣両氏の場合は「ポスト安倍」狙いとか、安倍政権での主要ポストを担いたいとか、そんな思惑で出馬したとか、いろんな憶測がある。

私などは、それぞれの強みを生かしたいのであれば、安倍首相に麻生外相、谷垣財務相という「トロイカ体制」でやればと思うのだが、なかなかそうは行かないようである。やれ、猟官運動だの、派閥力学を考えろだの、今回の総裁選挙は、その後の「論功行賞」に感心が行っている点、ちょっと一般国民からは離れたところで行われたような気がする。

まあ、誰が大臣になるかの予想は、プロ野球評論家よりいい加減な政治評論家と、週刊誌とスポーツ新聞に任せておいて・・・。

ここのところの首相では長持ちしたといえる小泉首相もとうとうその座を降りる。ここ何代かの首相の中で、小泉首相ほど、評価する人と批判する人が真っ二つというのもそういないのではないだろうか。それだけ、それ以外の首相がどうでもいいような存在だったのだろうが・・・。

小泉政権の功罪を挙げるとすれば、「パンドラの箱をひっくり返した首相」というところだろうか。それまで「聖域」というか、「利権の温床」のようなものであった道路公団や郵便局を民営化するぞとひっくり返し、不良債権問題の処理や、これまで手がでなかった北朝鮮訪問をやってしまったり、「こういうところにこういう問題があるぞ!」といろんなものをぶちまけてしまったようなものだ。

それが世間の関心を呼び、支持されたところもあるわけだが、同時に、いろんなものがぶちまけられたがために、ものごとの差別化がすすんだという面もある。新たな「格差社会」問題とか、弱者切捨てと呼ばれるのがその表れだろう。小泉首相がひっくり返したパンドラの箱には、正負合わせていろんなものが入っていたのだ。

これからの政権に求められるのが、ぶちまけられた箱の中身を整理することだろう。そうであれば、人気取りではなく、しっかりした理論を持った実務派に問題の処理を担当させるほうがよいのではないかと思う。小泉首相のマネでは、国民はもう飽きているから・・・。

ともあれ、新政権の行方をしっかりと見守っていくことにしよう。

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