まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第10回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり〜大分から豊後大野へ

2023年05月20日 | 九州八十八ヶ所百八霊場

5月の大型連休の後半。暦の上では5連休で、当初の計画では4日に福岡でのホークス対バファローズのデーゲーム観戦後、九州八十八ヶ所百八霊場の前回のゴール地点である大分まで移動して宿泊、そして翌5日~6日にかけてレンタカーで大分県の札所を回ることとしていた。大分県も残り5ヶ所で、豊後大野に2ヶ所、臼杵に1ヶ所、津久見に1ヶ所、そして佐伯に1ヶ所である。5日は佐伯に宿泊し、翌日は県境を越えて宮崎県の2~3ヶ所くらい回れるかなと考えていた。

早々に宿やレンタカーを手配していたのだが、どうしても仕事の都合がうまい具合に調整できず、5連休については結局4日の福岡行きは何とか死守したが、翌5日は広島で出社せざるを得なくなり(自分で出勤をコントロールできない「名ばかり管理職」の定め・・)、6日の朝移動で大分に向かい、6~7日で九州巡拝となった。九州~広島の交通費が1往復余計にかかるし、普通の土日に出かけるのと変わらないが、レンタカー、宿も確保し直すことができた。後は天気がきになるのだが・・。

5月6日、広島6時43分発の「さくら401号」で出発する。広島を出発した時は雨が降っていなかったが、天気予報は西から下り坂で、特に7日は九州では終日雨の予報である。

朝の時間帯ということで目立った混雑もなく、小倉に到着。8時ちょうど発の「ソニック3号」に乗り継ぐ。これまでの巡拝で日豊線の特急「ソニック」または「にちりんシーガイア」に乗ったが、「白いかもめ」、「黒いつばめ」編成だった。そして今回は「青いソニック」883系である。「ソニック」という言葉には「音速の」という意味があり、スピード感が表れる車体、色合いである。

中の座席も宇宙船でもイメージしたもので、軽量化が図られている。振り子式の特性を活かしてスピードが出る分、結構揺れも激しいのだが・・。

大分県に入る。まだ雨は降っていないが雲が広がる中、宇佐から豊後の山岳区間に入る。

別府を過ぎ、別府湾沿いに走る。

9時32分、終点の大分に到着。前回は大分城跡の一角にある第26番・福寿院まで来ており、今回は大分南部がターゲットである。大友宗麟像が出迎えるが、もともと拠点としていた臼杵にも行くことになる。久しぶりに日豊線の大分以南の列車に乗ることができればよいのだが、駅から寺に行くのが不便なのでレンタカーのお世話になる。

駅から5分ほど歩いて日産レンタカーに向かう。大型連休中ということでレンタカーも満杯、あるいは割高となるのだが、直前の日程組み直しの中で翌日まで14000円あまりで借りることができた。乗るのは「ノートe-POWER」。乗車時に係の人が操作方法をレクチャーしてくれる。これは2日乗っての感想だが、ハイブリッド車として燃費もよかったし、勾配、カーブの多い中で制動が楽だった(ブレーキペダルを踏まずとも、アクセルを話すだけでクルマのほうで適正な速度まで落としてくれる)。

まずは豊後大野を目指す。第96番・賢龍寺、第27番・蓮城寺の2ヶ所である。このうち蓮城寺は九州西国霊場でも参詣したところ。

大分川を渡り、東九州道の大分米良インターからは国道10号線バイパスに入る。関サバ、関アジで有名な佐賀関の文字が遠ざかる・・。やがて大野川沿いを走る。対岸には豊肥線が走っている。

熊本方面に続く国道57号線・犬飼千歳道路に入る。千歳インターで下りて、まず今回最初の巡拝となる賢龍寺へ・・・。

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