まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

観戦記~バファローズ対ライオンズ(平成最後の野球観戦)

2019年04月28日 | プロ野球(バファローズ・NPB)

4月27日からいわゆる「10連休」に突入。朝のニュースでは早速鉄道、空港の混雑や道路の渋滞について報じられていた。

私もこの期間を利用して旅に出るわけだが、27日は野球観戦である。私にとってはこれが「平成最後」の野球観戦となる。バファローズ対ライオンズ戦は「ありがとう平成シリーズ」と銘打っての興行である。BsSHOPをのぞいて見ると、平成の30年間のブレーブス~ブルーウェーブ~バファローズと、「オリックス」の歴代ユニフォームをあしらったTシャツやバッジなども売られている。

上段席に陣取る。試合前練習のBGMも平成の懐かしい曲がチョイスされている。ビジョンではイベントの告知があるが、その中で4月29日は「平成最後のマジック」として、この日が誕生日の仰木彬・元監督のメモリアル試合が行われるとある。ブルーウェーブの復刻ユニフォームを着用し、なんと全員が背番号「72」を背負う。対戦相手が近鉄、オリックス監督時代常に「打倒西武」「西武包囲網」とライバルだったライオンズというのも何かの縁だろう。

また、「KANSAI CLASSIC」が今年も行われる。近鉄はドーム時代の赤ユニ復刻だが、今年は初めて「阪急対南海」の対戦が実現する。

さて試合。

バファローズ先発は開幕投手の山岡。しかし立ち上がりどうもしっくり来ないようで、2番源田、3番秋山に連打を浴びる。そして4番山川がレフトへのタイムリーで先制。続く5番森もライトへ運んで2点目。

ライオンズ先発は多和田。前回ホークス相手に勝てなかった時に辻監督から「相手全員オリックスと思って投げろ」と言われた投手。何とも舐められたものでやり返したいところ。初回、二死からこの日3番に抜擢の小島がヒットで出塁し、二盗を決める。吉田正が敬遠気味で歩かされてチャンスを広げるがメネセスが凡退。

2回、6番中川がレフトへの当たりを放つ。俊足を飛ばして一気に二塁へ。「最後のPL学園出身選手」という中川の活躍も目立つ。続く大城は死球。私が観た角度からは肩に当たったのかなと見えたが、西村監督が抗議に出る。頭部に当たる危険球ではないかと抗議しているのかな。大城は無事に戻って試合再開。

若月が送って一死二・三塁となり、西浦が技ありの一打でセンター前に放つ。これで2対2の同点に追いつく。今日の多和田相手ならいけるのではないかと期待を持たせる。

しかし山岡がピリッとしない。一死二塁から森がレフトへのタイムリー二塁打を放ち、3対2と再びリードする。さらに続く外崎がレフトへの2ラン。5対2、こらあかんやろ・・。

5回、佐野がレフトへの流し打ちで俊足を飛ばして二塁へ。続く小島はセンターフライだが、佐野はタッチアップで三塁を狙い、セーフ。ここでライオンズからリクエスト要求。三塁のタッチプレイではなく、タッチアップのスタートが早い(捕球前にスタートした)のではないかとのリクエストだったが、判定はそのまま。それにしてもこの試合、他にもバファローズからのリクエスト要求もあり、たびたび中断する。

一死三塁というチャンスとなったが、吉田正は三塁へのフライで決められない。しかしメネセスが見事にライトへの一発を放ち、5対4と追い上げる。

6回は吉田一が登板。今季は安定している印象があるが、一死から外崎に四球を与え、さらに二盗を許す。ここで栗山にライトへのタイムリー二塁打が出て6対4、中村にもヒットが出て7対4。うーん、追い上げては突き放されての繰り返しだ。

6回裏、代打・伏見にヒットが出たところで多和田は降板し、左打者が続くところで左腕の野田に交代。バファローズも西浦のところで代打・宮﨑を出す。ヒットでチャンスを広げ、続く福田が右中間へのタイムリー三塁打。7対6とまたも追い上げる。

さらにはスイッチヒッターで右打席に入った佐野がレフト前に放ち、7対7と追いついた。これで多和田の勝ちは消えた。本当はここでクリーンアップに期待だったが逆転とまでは行かなかった。

7回は澤田が登板。いきなり先頭の源田に四球。続く秋山がレフトへの二塁打で無死二・三塁とピンチを迎える。ここで山川がレフト前に放って8対7とまた勝ち越す。ライオンズ打線は止まらず、森のタイムリーで9対7。さらには外崎の送りバントを伏見がはじいて一塁セーフとなり、無死満塁。続く栗山の二ゴロでホームアウトになったところで澤田から金田に交代。しかし中村にヒットが出て10対7。

8回にはまたも山川にタイムリー二塁打が出て11対7。これで万事休すで、8回はマーティン、9回は増田の前に三者凡退で試合終了。ヒーローインタビューは先制、決勝、ダメ押しと3安打3打点の山川。「どすこい」ポーズはなかったが、インタビュー後はレフトスタンドに向かって万歳三唱。

久しぶりに乱打戦というのを見たが、この日の結果でバファローズはまたも単独最下位に転落。打線が打てば投手陣が抑えられず、投手陣が踏ん張れば打線がサッパリという今季当初からの悪循環はまだまだ続きそうだ。若い選手の活躍に光明を見出せるかだが・・・。

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