まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

広島へ

2015年01月30日 | 旅行記F・中国
下関から小野田線・本山支線を訪ね、岩徳線に乗り岩国へ。宮島・厳島神社への初詣客で混む中、今回は宮島は通過して広島市内へ。青空も広がってきた。

横川から広島に向かう途中で駅の建設風景に出会う。祇園新道の白島の辺りだ。ここにJR、アストラムラインの両方が新駅を設けるとか。確かにここにも一つ駅があれば鉄道でカバーできる範囲は広がる。

広島に到着。こちらは駅本屋は従来通りだが、各ホームと新幹線口とを結ぶ通路が新しくなった。ホーム上にあった売店や駅そばもこちらに集約され、新たにできた店もある。中国地方の中心都市ではあるが、こと鉄道面では(駅の立派さや路線、車両の豊富さでは)岡山駅に負けている感のある広島駅だが、これで少しは面目を取り返したか。

ここで昼食はもちろんお好み焼き。当日2日が初売りの駅ビルのASSEに向かい、いつもの「麗ちゃん」に並ぼうとするが、フロアを超えて階段までの行列。さすがにこれは長すぎる。ここはまたの機会にして、以前は「第二麗ちゃん」が入っていたスペースにある「いっちゃん」に並ぶ。見た感じ回転が良さそうだったので。

B級グルメはどれもそうなのだろうが、広島のお好み焼きもバリエーションは広い。麺、ソース、マヨネーズ&青のり、焼き方・・・これらの組み合わせ次第で味も変わるし、それだけ好みも分かれる。広島もん10人に「オススメの店」を訊いたら、おそらくバラバラな答えが返ってくるだろう。「いっちゃん」は初めてだったが、まずまずよかった。

・・・とは言うものの、そもそも今回の記事は、お好み焼き食べ歩きではない。

今回関門海峡紀行の帰途に広島訪問を入れたのは、昨年8月の集中豪雨である。私が就職して最初に赴任した街だし、特に被害のあった安佐南区は、一時期勤務した営業所もあり、担当エリアとしてクルマでいろいろ走り回っていたところ。八木地区もいろいろ行くことがあった。

ボランティアに行くわけでもなく、何を今さらという感もあるが、災害から数ヶ月が経ち、広島ではともかく大阪ではその後の様子が伝わらない中、せめて自分の目でほんのわずかでも現場を見たい気持ちがあった。

広島から可部線に乗る。この線に乗るのもいつ以来だろうか。広島に住んでいた時もクルマでの移動が多かったのでそんなに乗ったことがなかった。各駅に停車していくが、周辺にはいろいろ新しいマンションや店舗もできている。当時の記憶を引き出しつつ、懐かしさと新鮮さを感じる。またここで、雪が舞ってきた。

被害が大きかった八木地区は後で歩くとして、まずは終点の可部に到着。かつてはこの先、三段峡まで非電化区間が延びていたが廃止。ただ、通勤通学輸送が見込めるとして、少し先の新河戸までを「延伸」の形で復刻させるそうだ。確かに可部駅は地区の南の端で、安佐北区の中心から少し外れているので、この延伸は現実的だろう。ただ列車運用はどうなるか。やはり可部折り返しがメインで、3本に1本が(つまり、1時間に1本が)新河戸まで行くとか・・・。

いろんな思いを持ちつつ、雪の舞う可部である・・・・。
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