汐留の地下歩道を歩いているといろいろな写真パネルやら、米の実った稲穂に出会う。何でも「水土里(みどり)ネット」というところのイベントという。
「水土里ネット」というのは「土地改良区」という農家の組織の愛称とかで、「水土里ネット○○」などと、その地域の名前がつけられており、全国に約6000からの組織があるとか。「水」「土」「里」という、農村の活性化により豊かな水資源、土地、生活空間を造りだそうという運動というのかな、スローガンというのかな、そういうものだそうだ。
農地という緑が増えることで地球温暖化の歯止めにいくばくかの貢献をなすとともに、食糧の供給(特に日本は自給率が低いから・・・)にもつながる。ただこの手の運動というのは、いかに大規模な農場を造ったとしても農業そのものが農薬をバラ撒いたり、一時話題になった「遺伝子組み換え」の農産物が増えるだけならこれもまた問題で、自然に近い形での農作業というのがアピールの中心となる。
環境問題だけではなく、最近騒がれている「食の安全」や、食糧価格の高騰という世相もあり、こういう運動というのはますます注目されるだろう。
のぞいた時は夜だったのでその日の展示は終了していたが、11月2日までの期間中にはパネル展示やら「汐留で稲刈り体験」というのもあるとか。ちょいとのぞいて見るのも面白そう。
・・・そういえば、あちこちで「新米」が出ておりますな・・・・。