吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

007年1月8日/〈日記〉78・西鉄「宮地岳線」①

2007-01-08 08:12:42 | 日記
写真①:新宮―津屋崎駅区間が3月限りで廃止される西鉄「宮地岳線」の終点・津屋崎駅
     =福岡市津屋崎で、2007年1月4日午前9時28分撮影

 福岡県警の調べによると、2007年の正月三が日の参拝客は、九州では太宰府天満宮(福岡県太宰府市)が201万人でトップ、福津市宮司の宮地嶽神社が105万人で2位でした。3月限りで廃止になる西鉄「宮地岳線」新宮(福岡県新宮町)―津屋崎駅(福津市津屋崎)=写真①=間の電車を利用して、宮地嶽神社に参拝した人も多かったことでしょう。

 私も1月3日、博多へ行くため、久しぶりに津屋崎駅から電車に乗りました。終点の貝塚駅(福岡市東区貝塚)までの間、消え去る区間の線路わきや駅のホームで電車の写真を撮る鉄道ファンの若者たちの姿が目立ち、改めて廃線区間になる福津市内の津屋崎、宮地岳、福間3駅に寂しさを感じました。

 津屋崎駅でキップを買う時、駅舎に旧津屋崎町観光協会が作成した〈津屋崎八景〉の写真の額=写真②=が掲げられているのに気付きました。


写真②:津屋崎駅舎に掲げられた〈津屋崎八景〉の写真(左から「津屋崎漁港」、「東郷公園」、「恋の浦」)
     = 1月3日午後0時53分撮影

 〈津屋崎八景〉は平成3年(1991年)、旧津屋崎町役場と町文化協会、町観光協会で構成した「津屋崎八景選定委員会」が、町民の意見を参考に選定した津屋崎の代表的な風景です。八景は、宮地嶽神社、新原・奴山(しんばる・ぬやま)古墳群、あんずの里、恋の浦、白石浜、大峰山自然公園(東郷公園)、津屋崎漁港、津屋崎千軒の町並み=写真③=。「恋の浦」は、白砂青松の砂浜と奇岩の礒を持つ変化に富んだ綺麗な海岸です。


写真③:津屋崎駅舎に掲げられた〈津屋崎八景〉の左から「宮地嶽神社」、「津屋崎千軒の町並み」の写真
     = 1月3日午後0時53分撮影

 「白石浜」は、夏は白石浜海水浴場として海水浴客で賑う白砂青松の美しい海岸です=写真④=。


写真④:津屋崎駅舎に掲げられた〈津屋崎八景〉「白石浜」(右側)の写真
     = 1月3日午後0時54分撮影

 「新原・奴山古墳群」=写真⑤=は05年3月に国史跡に指定されました。大和朝廷と姻戚関係を結んだ古代宗像の豪族・宗像君(むなかたのきみ)が、5世紀前半から7世紀前半にかけて、玄界灘に面した台地に築いた40基(円墳、前方後円墳、方墳)の古墳群です。「あんずの里」は、約4,000本のアンズを植栽する福津市営運動公園で、市水農産物直売所「あんずの里市」も開かれ、新鮮な野菜、果物、卵、花などの買い物客に人気があります。


写真⑤:津屋崎駅舎に掲げられた〈津屋崎八景〉の左から「新原・奴山古墳群」、「あんずの里」の写真
     = 1月3日午後0時54分撮影

 西鉄「宮地岳線」津屋崎駅のことを、あす9日も書きます。
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