吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2007年1月19日/〈日記〉82・「鮒市」をテレビで全国中継放送

2007-01-19 09:42:15 | 日記
写真①:大勢の買い物客で賑わう佐賀県鹿島市の「鮒市」
     =2007年1月19日午前7時15分撮影(日本テレビから)

 1月19日朝の日本テレビ番組「ズームインSUPER」を見ていると、佐賀県鹿島市の「鮒市(ふないち)」=写真①=の模様を福岡放送が全国中継で伝えていました。「津屋崎千軒考え隊」第4回ワークショップで06年11月19日に視察した旧長崎街道筋の宿場町・「肥前浜宿(はましゅく)」の名物行事で、懐かしくテレビ画面に釘付けになりました。

 「肥前浜宿」は、有明海に臨む佐賀県の最も南部にある港町。「鮒市」は、300年前から〝江戸の食文化〟として続いており、鹿島市中町通りを中心に開かれる恵比須(えびす)さんに供える鮒=写真②=の市です。本来供えるべき鯛(たい)が高価なのと有明海では獲れないため、形がよく似た鮒を代用として供えます。鮒は泥臭いため、昆布巻き=写真③=にし、ゴボウ、ダイコン、ニンジンなどと一緒に一昼夜ほど煮詰め、浜町で呼ぶ「フナンコグイ」が出来上がります。代表的な郷土料理です。


写真②:恵比須さんに供える鮒
     =19日午前7時15分撮影(日本テレビから)


写真③:泥臭い鮒を食べやすくした昆布巻き
     =19日午前7時16分撮影(日本テレビから)

 「鮒市」は、例年〝二十日正月〟前日の1月19日、夜明け前の午前4時ごろから、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された町並み・酒蔵通り=写真④=で立ち、賑わいます。


写真④:「鮒市」が開かれた国の「重要伝統的建造物群保存地区」選定の酒蔵通り
     =19日午前7時16分撮影(日本テレビから)

 〈小さな路地に潮の香がして
 訪ねた人の気持ちを和ませ
 温もりを持ち帰らせる
 懐かしい町並み
 それが
 津屋崎千軒でございます
 明治の繁盛商家たゆとう
 津屋崎千軒でございます


 (吉村青春第一詩集鵲声―津屋崎センゲン=新風舎刊=の詩篇「津屋崎千軒」から)

 古里・津屋崎千軒通りにも、「鮒市」のような全国発信できる名物行事を作りたいものですね。
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2007年1月19日〈津屋崎の野鳥〉056:コガモ

2007-01-19 07:00:37 | 福津市津屋崎の野鳥
写真①:溝から田んぼに上がった2羽のコガモ
     =福津市在自で、2007年1月18日午後3時45分撮影

 1月18日午後、福津市在自の田んぼで、2羽のコガモ(カモ科)=写真①=を見つけました。在自山から流れる「新川」の南側にある田んぼの溝を、随分小さいカモが泳いでいるのに気付いて、分かりました。

 コガモといっても、子供のカモの「子ガモ」ではなく、「小さなカモ」の意味です。冬で、体長37㌢とカモ類の中では日本最小=写真②=。カモ類中大型のマガモ(体長59㌢)に比べて、かなり小さい感じですが、キジバト(体長33㌢)よりは大きい。

 雄は、頭が栗色で眼から後方に暗緑色部があり、灰色の体に水平の白線、尻には三角形の黄色斑があるのが特徴。雌は全身褐色で、緑色の翼鏡が目立ちます。雄は口笛のように「ピリッピリッ」と2声で鳴き、雌は「クェークェー」と高く短い鳴き声。


写真②:カモ類の中では日本最小のコガモ
     =福津市在自で、2007年1月18日午後3時45分撮影
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