弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

「デブ」「ウザイ」の暴言で裁判になる!?

2006年09月15日 | 法律情報
以前このブログでも取り上げました、某県議が女性に対し「デブ」等と繰り返し発言したことが侮辱罪に該当するとして刑事裁判になっていた件につき、結局、県議は最高裁まで争って末、実刑判決(拘留刑)が確定したと報じられていました。

また今日のニュースでは、女子高生が郵送した手紙の中に「ウザイ」と記載してあったことから、慰謝料請求を行っていた民事裁判につき、慰謝料10万円を支払う判決があったようです(ただ、この言葉だけで慰謝料となったかどうかは微妙なところかもしれません。背景事情としては、友人であったところある日から仲が悪くなり、被害者は結局登校拒否にまでなったという事情があるからです。)

一昔前までであれば、上記のような発言で、いちいち裁判にまでならなかったような気がするのですが、今の時代では、発言内容いかんでは、「冗談でいったんだよ…」という言い訳は通用しないかもしれません。

それにしても、この様な言葉の暴力による裁判って、今後も増えていくのでしょうか?
細心の注意を払い、裁判にならないよう気にしながら発言しなければならないとなると、ストレスが貯まるでしょうね。


関連するニュースへのリンク
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060915-00000402-yom-soci
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 検察の面目丸潰れ!?-飲酒運... | トップ | 結局、オウムの裁判って何だ... »
最新の画像もっと見る

法律情報」カテゴリの最新記事