弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

捨てる神いりゃ、拾う神もいる ~来年に向けて

2012年12月31日 | その他
今年は新事務所の立ち上げが急遽決まるなど、バタバタした1年でした。

また、新事務所の立ち上げ時期と、某会社の組織改編の時期とがかぶってしまい、色々と迷惑をかけてしまうこともありました。



ただ一方で、新たに事務員を雇い入れ、連絡・応答体制の強化と弁護士以外でもできる業務の拡充を図る体制がとれました。

また、何より私自身が、意思疎通が取れないグループ経営ではなく、真の意味での独立を果たしましたので、圧倒的に自由裁量度があがり、色々なことに挑戦・チャレンジができるようになりました。



というわけで、今年よりも来年のほうが「期待できる」という気持ちが強いのですが、ただ、営業政策面でいうと、今まで通りで行くわけにはいかないと考えています。

先日のブログでも掲載しましたが、

「弁護士湯原伸一の商品価値とは何か」

をもっと突き詰めて考えると共に、

「弁護士湯原伸一を利用することで、どんなメリットが生じるのか」

を対外的にアピールしないことには、神様も私を見つけて出してくれないのではと思うようになっているからです。
(裏を返せば、来年は今までとは明らかに異質な競争環境にさらされるのではないかと予想しています)




まぁ、何はともあれ、今年を乗り切れたことに感謝し、来年に向けて「今から」心を引き締めていきたいと思います。



今年1年ありがとうございました。
引き続き、来年もよろしくお願いします。








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最後の最後でがっかりさせられた・・・

2012年12月28日 | 経験談・感じたこと
本日のもともとの予定は、午前中は会議、午後からは大掃除を行い、終わった後は年内処理と年越し処理の区分整理を・・・と思っていたのですが、大掃除の最中に、お世話になっている税理士の先生より携帯宛に電話がありました。


どうやら、税理士の先生の取引先が未払い賃金の請求が来て困っているとのこと。


直ぐに対応して欲しいとのことだったので、その取引先の社長と電話で概略を聞くと共に、必要な書類を作成の上、今後の対応などを電話・メールでやり取りしました。


で、いざ費用という話になった途端、連絡が途絶えてしまいました…。




まぁ、別に大したこともしていませんし、税理士の先生にはいつもお世話になっているので、報酬にこだわるつもりは無いのですが、最終営業日にちょっとがっかりです。


といっても、今日で(対外的には)業務終了ですので、気持ちを切り替えて(という忘れて)、来年を迎えたいと思います。





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弁護士の商品価値って何だろう?

2012年12月26日 | その他
年末年始の休みを使って、WEBの見直しを図ろうと考えています。


ところで、WEBを見直しするに際し、色々なハウツー本やコンサルタントの話を聞いていると、自己アピール(他者との違い、差別化要因など)を積極的に記載するべきという意見が多くあります。


私はマーケティングの専門家ではないので、素直に受け止めて、「弁護士である自分アピール=商品価値」を考えているのですが、いざ考えてみるとピンときません。

また、同業者のWEBを見るなどして研究(?)を進めているのですが、結構似たり寄ったりのことが書かれてあって(どこかにひな形があるのか?)、なかなか自分の中に落とし込めていません。


少しググってみたところ、ほとんどが債務整理系のWEBなのですが、よくあるパターンとして…

・司法書士、行政書士との違いをアピールするもの
・誠実、親身、迅速、安心といった抽象的なアピールをするもの
・低価格(完全成功報酬制など)をアピールするもの
・実績多数といった案件処理数をアピールするもの
・対応時間(土日、早朝・夜間時間など)をアピールするもの

などが見られました。



私は、今さら債務整理で自己アピールするつもりなどありませんので、上記パターンはどこまで参照すればよいのか分かりません。
が、いわゆる定性的なアピールをしても訴求力がないような気がしますので、定量的なアピールができないか現在模索しています。

その一貫として、「自分の棚卸し」と言えば良いのでしょうか、これまで自分が関わってきた案件を振り返っているのですが、いざ思い出してみると、

◆昔は交通事故損害賠償案件がメインだったのに、何故今は企業法務ばかりになっているのだろう?

と業務内容が大きく異なってきていることに改めて気が付きました。



どうも私の場合、この業務方針を変更した理由を探っていけば、自分独自のアピールが出来るかもしれないとぼんやりとイメージができてきましたので、年末年始にじっくり考えてみようと思います。




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「弁護士の就職難」って、世間に響いていないのでは?

2012年12月22日 | 経験談・感じたこと
形式論で言えば、いわゆる社内弁護士と呼ばれる企業に雇われている人を除けば、弁護士は各人が個人事業主ですので、就職という言葉自体がおかしいということになります。



ところで、実質論として、

◆司法修習終了後、弁護士はどこかの法律事務所に所属し、いわばOJTでさらに研修を受けることで、一人前になっていくシステム

でした。
従って、この実質論を当然の理とするのであれば、「就職難」という言い方もできるのかもしれません。



ただ、私の周囲の弁護士以外の士業から言わせれば、この「システム」自体がそもそもおかしいのであって、当然にどこかに所属するということなどあり得ない…と意見が多数でした。
(たしかに、行政書士や社労士は資格を取得すれば、どこかに所属するのではなく即開業しますね…。司法書士はどこかに所属する場合もありますが、どうやら多数とは言えないようです。税理士はもともと受験要件として実務経験が求められているようですので、その点ではOJTは先行して行われていますね…)

いずれにせよ他の士業の方々でさえ、その様な意見ですから、おそらく世間の目も同じではないかと思います。



結局のところ、今の弁護士養成システムがおかしいという話であって、当事者には申し訳ないのですが、おそらく社会問題にもなりませんし、世間からすれば「関心のない事項」ということになってしまうかと思います。



私のような弁護士業界内では大騒ぎになっている問題ですが、世間の関心はほぼ無い(せいぜい「ふ~ん、、、大変だねぇ。」で済まされている)ということで、改めて「井の中の蛙」と感じてしまったのでした。





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残業代請求って、そんなに儲かるの?

2012年12月19日 | その他
判例タイムズで「大阪地裁労働事件における現況と課題」というテーマが組まれていたので、読んでみました。


まぁ、これといって驚くような内容のことは書かれておらず、とりあえず安心したのですが、この記事の中で裁判所自らが

「残業代請求に特化している弁護士がいる」

と言い切っているところが、少し気になりました。



そういえば、少し前に労働審判の事件(会社側)を受任した際、審判員と雑談になったのですが、

「相手の弁護士さんは、色々と存じ上げています。」

という話もしていましたので、もしかすると大阪の労働部では、弁護士の傾向について統計でも取っているのでしょうか…。
(かくいう私も、裁判官曰く「名物事件」と名付けられた労働事件を、一時期複数件扱っていましたので、ある意味有名だったようです。
全く関係のない廊下やエレベータ内で、裁判官より直接声をかけられたりもしたくらいですので…)



それはともかく、特化している弁護士が存在すると言うことは、裏を返せば、それだけで十分事務所経営をやっていけるということだと予想されます。

試しに、「残業代 大阪 弁護士」等でググってみたのですが、たしかにアドワーズ広告がたくさん出てきます…。
(中には、労働組合が出向している広告もあったりして、どうやら激戦のようです)




過払いの次の金脈の1つとして「残業代請求」が言われて久しいのですが、私は懐疑的でした。

が、裁判所が認識できるくらい特化する弁護士が出てきたのですね…。






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不覚にも笑ってしまった…(落選議員、続々ハロワへ 早朝から行列 by虚構新聞)

2012年12月17日 | 経験談・感じたこと
ときどき真に受ける人がいるくらいの影響力がある(?)虚構新聞ですが、今回の記事は笑えました。


特に記事の最後の部分である、

『今回の民主大敗を受け、ハローワークを管轄する厚生労働省では、落選議員専用の特別窓口を設けて対応に当たるとしているが、市民の間からは「そもそも就職難は政治の責任。自業自得だ」として、窓口設置に批判的な声も強い。』

という部分は、座布団1枚!といったところでしょうか…。



配信記事の全文はこちらで。

 ◆落選議員、続々ハロワへ 早朝から行列








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やっぱり譲れないものは、譲れない!!

2012年12月14日 | 経験談・感じたこと
弁護士は依頼者の代理人である以上、やはり依頼者の意向に沿った弁護士業務を行う必要があることは大原則だと思います。


ただ、依頼者のご依頼内容がどうしても納得ができない場合、いわゆる無理筋の案件の場合、お断りせざるを得ない場合が出てきます。




さて、最近、顧問先からのご相談で、こういった内容のものが出てきています…。
(私の能力不足で、もしかしたら他の判断もあるのかもしれませんが、私自身は無理筋だなと考えています)

顧問弁護士という立場上、ある程度は無理を承知で意向に沿った代理人活動を行わなければならない場面もあり得るかと思うのですが、やはり一線を越えてしまったと判断した場合には、「No」と言わなければならないというのが、私の考え方です。


こんな考え方(殿様商売と言うべきか?)では、顧問契約が解消になり、稼業としての弁護士業に問題が生じることは百も承知です。
が、だからといって自分の頭の中で自己矛盾を抱えながら弁護士業を行うことは、正直つらいところがあります。


かっこよく言えば、「金をとすのか、信念を取るのか」になるのですが、何だか究極の選択のような気がします…。





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年の瀬の明渡し断行

2012年12月12日 | その他
色々訳あって、この時期に明渡し断行をすることになったのですが、法律上は出て行ってもらって当然とはいえ、行き場のない方を追い出す作業はなかなかつらいものがあります。


しかも私が関与していた案件は、債務者の事情により、民事執行法上の援助要請を出してもらったり、市役所の福祉課や社会福祉協議会、包括支援センターなど色々なところを巻き込んで行いましたので、それは「フルコース」状態でした。


寒空のもと、債務者を説得するのに1時間、家財道具等の保管移動に2時間という立会いは、正直心身共にこたえます…。


一段落したとはいえ、ここで気を抜いたら直ぐに風邪を引きそうなので、とにもかくにも全力疾走しようと思います。




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本当に法的ニーズってあるの!?

2012年12月10日 | 経験談・感じたこと
(※今日はたまたまだったと思うのですが…)


今日は某市役所の市民法律相談(一般)の担当弁護士として、13時から16時まで待機していました。



市役所相談は無料であり、「一般」に分類される場合は要は何でも相談OKという意味なので、非常に人気が高いようです。

このため、相談枠は満杯になっていて、担当する弁護士としても3時間ぶっ通しで相談に応じることになるはずなのですが、今日は閑散としていました…。



13時から14時までは、20分ずつ3件ぶっ通しで相談が入っていたのですが、14時以降はピタッと止んでしまい、結局16時まで一件も相談が無く終了という状況でした。
(今日は弁護士2名体制だったのですが、もう1人の弁護士の方も「暇」だったようです)



帰り際に市の担当者に聞いて見たところ、今日は無断欠席が多いとは言っていましたが、それにしても市民法律相談で2時間も何もしないで待機していたのは初めての経験です。
(弁護士会の有料相談であれば、よくありますが…)


今日は寒かったからor年末の忙しい時期だから、出足が鈍ったのでしょうか?


それにしても、「法的ニーズはいずこに…」と感じずにはいられない半日でした。






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怖かった・・・

2012年12月07日 | 経験談・感じたこと
今日まで東京(近辺)の出張でした。


夕方、新幹線の中で、たまったメール相談の処理をしているときに、どこからとなく、緊急地震速報のあのアラームが鳴り響きました。


最初は、趣味の悪い着信音を使う人がいるなぁ…と思っていたのですが、何度も何度も鳴り響くし、少し周囲がざわつきだしたので

「???、もしかして・・・」

と思い、後は受け入れるしかないなとしばらく手を止め、待ち構えていました。
(今思えばちょうど静岡あたりを走っていたので、あの音を聞いた周囲の方々は直感的に東海地震を連想していたのかもしれません)


結局、私の方は新幹線が多少遅れただけで事が済んだのですが、気になったのであちこちのサイトを引っ張り出していたところ、東北地方でまた地震との速報が…。


いや、、、何を発しても軽い言葉になってしまうのですが、どうにかならないものかと…。 





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