裁判所から書類が届いたので、今すぐ相談に乗ってほしい! という話はよくあります。
(典型的には電話による問い合わせ、最近はメールフォームからの問い合わせも増えてきました)
特に初めて訴えられた場合は、恐怖感や焦燥感、憤慨などさまざま感情が沸き立つかと思います。
ただ、弁護士としては、「○○で訴えられたが、私の言い分は××で、●●で、△△で…等々」
といきなり話をされても正直困惑します。
(そもそもどういった件で訴えられているのか分かりませんし、背景事情も知らないことから
あれこれ話をされてもついていけないというところがあります)
被告として訴えられた場合ですが、私(弁護士)が最初に聞きたい事項は次の4点です。
・どこの(地域)裁判所から郵送されてきたのか。
・裁判所への出頭日(第1回期日)は何月何日と書いてあるのか。
・呼出状に「労働審判」という言葉が書いていないか。
・相手(原告)の名称は何か。
これは内容そのものよりも、先に対応可能な地域なのか、対応可能な日程なのか、
緊急度の度合い、利益相反の有無確認といった、弁護士業務としてスタートラインに
立つことができるのか、という判断を先に行う必要があるからです。
(スタートラインに立つことさえできないのであれば、これ以上時間をかけても
弁護士としてお役立ちすることは不可能です。
無駄な時間を費やさないためにも、依頼される方においても上記4点は意識されても
よいかと思います)
スタートラインに立てそうだと判断ができた場合、訴状に書いてある内容について、
話を聞く場合もありますが、うまく整理して話をすることが難しいことが多いので、
私の場合はアポを取っていただき、実際の訴状を見ながら面談協議を行う、というのが
業務フローとなっています。
なんだかこう書いてしまうと、ずいぶんのんびりした対応だな…と思われるかもしれません。
ただ、裁判になってしまった以上、時間をかけてじっくり対策を練るべきであり、
あせって前のめりになってしまうことはかえって危険です。
依頼をご検討される方は、どうか深呼吸していただき、少しでも気持ちを落ち着かせて
お問い合わせしていただければと思います。
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あれこれ話をされてもついていけないというところがあります)
被告として訴えられた場合ですが、私(弁護士)が最初に聞きたい事項は次の4点です。
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・裁判所への出頭日(第1回期日)は何月何日と書いてあるのか。
・呼出状に「労働審判」という言葉が書いていないか。
・相手(原告)の名称は何か。
これは内容そのものよりも、先に対応可能な地域なのか、対応可能な日程なのか、
緊急度の度合い、利益相反の有無確認といった、弁護士業務としてスタートラインに
立つことができるのか、という判断を先に行う必要があるからです。
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