弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

信頼して頂けるのは、大変ありがたいとはいえ…

2015年09月28日 | その他
突然、アポなしで顧問先の社長が事務所に来たようで、


「後で、会社の担当者が来るので渡してほしい」


と伝言を残して立ち去りました。



ちなみに、袋は閉じられていなかったため中身が丸見えだったのですが、会社にとって超重要なものがたくさん詰まっていました。






「さすがに、こんなもの預かることも問題だし、会社の担当者と言われても確認しようがなく、引き渡すわけにはいかない!」


ということで、直ぐに社長の携帯電話宛に電話を行ったものの、応答なし。そうこうしているうちに、会社の担当者と名乗る人がやってきました。






会社の担当者には「信じてお渡ししたいが、社長に確認できない限りお渡しできない」ことを説明し、一応の納得を得られたものの、


肝心の社長との電話が通じません。。。





最終的には、だいぶ時間がたってから確認がとれ、無事お渡しすることができましたが、約15年弁護士をやってきて、こういった対応は初めての経験でした。






結局のところ、社長が誤って持ち出した物を、本来会社に戻って担当者に渡せばよかったのですが、社長の予定上、会社に戻る時間が無いので、



社長の訪問先の途中にある当事務所に立ち寄り預かってもらうことを考えたとのことでしたが…。






前向きにとらえるのであれば、信頼してもらえているのだなぁ…とは思いますが、私も少々パニックになりましたので、正直疲れました(苦笑)。








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興味本位とはいえ…

2015年09月26日 | その他
クライアントからの依頼を受けて、某契約交渉に立ち会うことになりました。


契約先は、世界的な超大手企業であり、その企業のオフィスに出向いての交渉となります。


遠方なので、時間的なロスや仕事が滞ってしまうというデメリットもあるのですが、ミーハーな(?)私は某企業のオフィスに入るなんて、そうそう無いと思うので、


実は楽しみにしていたりします。




テンションが高めであるが故に、クライアントに不利益となるような余計な発言だけはしないよう自重しなければ…。







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「値段」には理由がある

2015年09月23日 | 経験談・感じたこと
シルバーウイークは骨休めではないですが、今年初めての宿泊(2泊3日)を伴う旅行に出かけました。


同じ敷地内にあるとはいえ、たまたまですが1泊目と2泊目とであえて別々のホテルに宿泊しました。


1泊目はいわゆる高級ホテルと呼ばれる施設であり、人員配置やサービス、施設内設備など、やはりきちんとしていました。


一方、2泊目はどちらかというと格安ホテルに該当するものであり、最低限の人と施設内設備しか配置されていませんでした。
(wifiが通じないというのは、さすがにびっくりしましたが…)




両極端なホテルサービスの提供を受けたわけですが、私自身は特に不満はありませんでした。


それは、値段相応のサービスの提供を受けたからと頭で理解できたからです。





さて、今日でシルバーウイークも終わり明日から現実の世界(仕事!)に嫌でも戻されるわけですが、弁護士業界について考えた場合、


相場あるいは相場より高い費用体系を維持しているところは減少し、相場よりも格安あるいは無料(相談料無料や着手金無料など)とするところが


著しく増加してきているという意味で、費用体系が二極化する傾向がみられます。




上記の宿泊サービスの場合、値段相応のサービス提供は頭でわかるのですが、弁護士の場合、よくよく考えると値段相応のサービスって


一体どういったことを指すのでしょうか?


弁護士の個々人の能力によってサービスの差異が生じることはともかく、この値段だからここまではするけど、ここから先はサービス提供しないという形に


細分化できるのか、これをうまく説明できるようになれば、いわゆる顧客目線のアピールができるような気がします。







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デスノートならぬデスペーパー?

2015年09月17日 | 経験談・感じたこと
単なる確率論なのか、はたまた本当に魔力が宿っているのかわかりませんが…。


 ◆日経新聞「私の履歴書」登場企業の業績は悪化する!? 岡三証券が衝撃のリポート




それにしても、こんなことまで実証分析する証券会社っていったい…。







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何だかアメリカの弁護士っぽい(笑)

2015年09月14日 | その他
クライアントが新規事業を開始するに当たり、某社のプラットフォームを用いる必要があるので、某社より提示された契約書をチェックしてほしいという依頼を受けました。



いかにも直訳!という契約書であり、正直非常に読みづらかったのですが、

・この条項内容からすればクライアントの利益が害されるのではないか
・クライアントの背後にいる利害関係人の権利が侵害されるのではないか

等々のコメントを行い、クライアントの担当者にもお伝えしたのですが、交渉が進まず、どん詰まり状態になった旨の報告を受けました。




まぁ、そこまではよくある話なのですが、クライアントより、

「某社担当者と直接面談協議して契約交渉を進めたい。そこで、遠方ではあるが同席してほしい。」

との新たなご依頼がありました。


特段トラブルになっておらず、契約を締結するか否かの入り口段階で弁護士が立会うのは、日本企業ではあまりないのでは…と思うのですが、個人的には非常に新鮮です。

(ちなみに、アメリカでは立ち会うのが当然のようなことを聞いたことがあります)




そういえば、最近はメディア対応やレピュテーションリスクといった、純粋な法律論とは異なる相談も多くなってきたのですが、

こういった現象を捉えて「法化社会が到来した」というのでしょうかね…

(個人的には「?」ですが)








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時代が変わったんだなぁ…と思った報道

2015年09月09日 | 経験談・感じたこと
司法試験の問題や解き方について、某大学の教授が特定の受験者に特別指導(=漏えい)していたことについて、大きな話題になっています。

(昨日21時からのNHKのトップニュースで配信されていました。個人的にはトップニュースに持ってくるようなものなのかと思ったりもしていますが…)




この「漏えい事件」それ自体については、色々な人が論評しているのでそちらにお任せするとして、

私個人の関心事は、問題となっている憲法学の教授について全くお名前を聞いたことが無かったということです。




私は、1999年に司法試験に合格していますので、当然のことながら約20年前は司法試験の受験勉強を行っていました。


当時の受験界で影響力のある(?)憲法学者の基本書といえば、

 ・芦部教授の教科書(記述が若干薄いので補充する必要ありだが、必ず読めと言われる書籍)
 ・佐藤幸治教授の教科書(内容が高度すぎて私は全く理解できず、本棚の肥やしとなった思い出の書物)
 ・いわゆる四人本(野中教授、中村教授、高橋教授、高見教授の共著本。当時は芦部教授の基本書の補充として用いる受験生が多かった)

でした。

(※ちなみに、憲法を大の「不得意」としていた私は、地方公務員向けというタイトルがついていた戸波教授の基本書を用いていました。
  要は細かなことは捨てて、超基本的なことのみを理解して司法試験に挑んだのですが、間違いなく少数派です(笑)。)





そうです、今回問題となっている某教授の名前など全く出てきませんでした。



ただ、配信されている報道を見ていると、司法試験委員を10年以上つとめられていたとのことですので、間違いなく影響力のある教授なんだと思います。



いや、当たり前なんですけど、時代が変わったんだなぁ…と報道を見て、なぜかしみじみ思うのでした。








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こんな時間に電話応答すると思っているの?

2015年09月07日 | 法律情報
着信履歴が残る固定電話は今の時代であれば当たり前だとは思うのですが、朝出勤して着信履歴を確認してみると、不思議な(?)時間に着信していることがままあります。




例えば、日曜日の深夜の時間帯に非通知で連続して着信履歴が残っているときがあるのですが、


「この時間帯に電話応答があるとでも思ったんだろうか?」


と逆に考えてしまいます。


(まぁ、留守電にメッセージを吹き込みたいと考えていた可能性はあるかもしれませんが…。

ただ、留守電に関しては、私の周囲では結構否定的な意見の人が多かったので、当事務所ではあえて導入していません。

否定的な意見とは、一方的に悪意あるメッセージを登録する人がいて、そのメッセージを朝一番に聞くと不愉快になり業務に支障が出るというものです。

え!?って思うかもしれませんが、意外とこの意見は多かったんですよね…)





ちなみに、当事務所の場合、顧問先などクライアントに対しては、事務所宛の電話以外の通信手段で業務外対応を行うようにしています。

(当たり前ですが、顧問先に対しては緊急対応ができる体制をとっています。

顧問先である以上、有利な取り計らいを行なうことは当然ですよね…)








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知識のない弁護士に相談するよりも、こっちの方が実践的かも

2015年09月03日 | 法律情報
従前より、ネット上でいわれなき誹謗中傷を受け、最終的には投稿者の一部に対して警察が動くという事態にまで至った、スイマイリーキクチ氏の事件。


そのスマイリーキクチ氏が、誹謗中傷に対する対策について、自身の体験をもとにYoutubeにアップロードしています。


 ◆スマイリーキクチ氏のYoutubeのページ




私個人の見解としては、ネット上の誹謗中傷は、法律論だけでは如何ともしがたいところがあると考えています。


こういった、体験談を踏まえて対策の公表は、貴重であり非常に価値のあるものだと思います。







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