弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

「表現の自由」ってすごいね…

2015年11月30日 | 経験談・感じたこと
最近、我が弁護士業界において「表現の自由」が存分に発揮されているなぁ、と思う事象を3つ。



①弁護士間によるツイッター上で情報発信が熾烈な論争に

 ⇒論争といえば聞こえはいいですが、個人的には「価値観の押しつけ」と思うようなやり取りがあることもしばしば…。
  一部のやり取りは懲戒申立てにまで至っているようですので、色々な意味で今後の展開に注目。




②弁護士も○○大賞の対象に

 ⇒ここ数日で一気に話題に。
  選考を行おうとしているWEB管理者側の「意向」に沿った弁護士が受賞することになるのでしょうけど、こんなことして意味があるのかな?




③弁護士がマスコミのオモチャに

 ⇒現在進行形の某刑事裁判の報道内容が、完全に面白おかしく書かれていることはご存知の通りかと思います。
  その他マスコミが有する思想信条に反する弁護士については、揶揄・罵倒する傾向が顕著になっているような気がする…。











にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へにほんブログ村







◆弁護士湯原伸一(リーガルブレスD法律事務所)の総合サイトはこちら◆

◆IT企業・インターネットビジネスの法律相談のページはこちら◆

◆企業のための労働問題・労務問題の法律相談のページはこちら◆








=========================================================================================================================================

◆Amazon「ビジネス法入門」カテゴリーで最高1位!
『情報管理に強くなる法務戦略』好評発売中




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気軽に相談できる弁護士を探しています

2015年11月27日 | その他
知り合いの税理士さんから、対応可能か聞きたいとのことでお問い合わせがありました。



どういった話ですか?と聞いたところ、税理士さんいわく


「クライアントは、気軽に相談できる弁護士を希望しているけど…」


とのこと。




気軽かどうかはクライアントの主観判断によるので、私自身では判断できないなぁ…と思いつつ、要は相性の問題なので


「とりあえず、お会いして話をしてみて、クライアントさんに気軽かどうか判断してもらいましょう。

それでダメだというのであれば、その時はその時で考えればいいですし。恨みっこないということで(笑)」


と、私から税理士さんに回答しておきました。





しかし、「気軽…」って、どういった場合を想定しておけばよいのでしょうか…。


まぁ、私は特に飾らず、いつもの通り対応し、判断を仰ぐというスタンスで行こうと思いますが。








にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へにほんブログ村







◆弁護士湯原伸一(リーガルブレスD法律事務所)の総合サイトはこちら◆

◆IT企業・インターネットビジネスの法律相談のページはこちら◆

◆企業のための労働問題・労務問題の法律相談のページはこちら◆








=========================================================================================================================================

◆Amazon「ビジネス法入門」カテゴリーで最高1位!
『情報管理に強くなる法務戦略』好評発売中




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ある意味、この時期恒例なった感もあるが…

2015年11月25日 | 法律情報
一票の格差訴訟ですが、今年もまた最高裁判決が出ました。


 ◆<1票の格差>昨年の衆院選「違憲状態」…最高裁判断




不謹慎な言い方になってしまいますが、毎度毎度、同じ結論となると目新しさが無くなり、


「一票の格差訴訟の最高裁判決が出た = あ~今年も年末が近づいてきたんだなぁ」


と思ってしまう自分がいたりします。





それにしても、司法の限界を見せつけられるような事例であり、何だかなぁ…と思います。







にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へにほんブログ村







◆弁護士湯原伸一(リーガルブレスD法律事務所)の総合サイトはこちら◆

◆IT企業・インターネットビジネスの法律相談のページはこちら◆

◆企業のための労働問題・労務問題の法律相談のページはこちら◆








=========================================================================================================================================

◆Amazon「ビジネス法入門」カテゴリーで最高1位!
『情報管理に強くなる法務戦略』好評発売中




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

へぇ~弁護士需要拡大ねぇ。。。

2015年11月21日 | 経験談・感じたこと
テレビ放送番組の内容について、コンプライアンスチェックが必要だから弁護士需要が拡大すると東スポさんが主張しています。


 ◆「アッコにおまかせ!」問題でタレント弁護士の需要拡大



東スポさんの言っていることなので…ということはさておき、仮に需要があるとしても、ものすごく小さなパイであり、


少なくとも弁護士業界全体が潤うような需要ではないですよね…。




とはいえ、たとえ小さなパイでも競って奪い取りさえすれば、生存競争に勝てるわけですので、こういった業務もあるんだ…


と素直に受け入れて、今後の参考にしたいと思います(苦笑)。







にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へにほんブログ村







◆弁護士湯原伸一(リーガルブレスD法律事務所)の総合サイトはこちら◆

◆IT企業・インターネットビジネスの法律相談のページはこちら◆

◆企業のための労働問題・労務問題の法律相談のページはこちら◆








=========================================================================================================================================

◆Amazon「ビジネス法入門」カテゴリーで最高1位!
『情報管理に強くなる法務戦略』好評発売中




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たまたまとはいえ、今年は重なるなぁ…

2015年11月18日 | 経験談・感じたこと
お付き合いして頂いているクライアント様の10周年記念の催しが、今年だけで3つあります。


ここまで重なるのは何故なのかよく分からないのですが、某社長に「なんで2005年に会社を作ったんですか?」と聞いたところ、


意外にも「法律が改正されて有限会社が作れなくなると聞いたから」という回答が返ってきました。





2005年って何の年だったけ?と思って調べたところ、会社法が成立した年ですね…

(ちなみに、施行は2006年です)





私は、会社法が施行されることで「会社が設立しやすくなる」と思っていたのですが、起業家にとっては有限会社という組織が


消滅する懸念の方が強かったということなんですかね…。




新法の狙いと現場での認識との乖離を改めて認識しました。。。








にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へにほんブログ村







◆弁護士湯原伸一(リーガルブレスD法律事務所)の総合サイトはこちら◆

◆IT企業・インターネットビジネスの法律相談のページはこちら◆

◆企業のための労働問題・労務問題の法律相談のページはこちら◆








=========================================================================================================================================

◆Amazon「ビジネス法入門」カテゴリーで最高1位!
『情報管理に強くなる法務戦略』好評発売中




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熱心弁護と弁護過誤

2015年11月16日 | 法律情報
職業柄、「弁護士懲戒」とか「弁護過誤」といったキーワードには脊髄反射してしまうのですが、今月の自由と正義という業界誌では


 「最近の弁護過誤判例から学ぶ」


という論文が掲載されています。




息抜きついでに読んでみたのですが、最近の弁護過誤事例の区分として「熱心弁護」というものが存在し、増加傾向にあることを知りました。



要は、依頼者の意向に忠実に従った弁護活動を行っているものの、相手方からすれば常軌を逸した弁護活動であるというものを指すようです。



これについては、私自身も十二分にわきまえなければならないなぁ…と思います。



ところで、最近のツイッターでの弁護士間の某議論は、一歩間違えれば上記のような問題が生じそうに感じるのですが、どうなんでしょうか。

(もちろん、ツイッター間のやり取りについて、懲戒手続きや民事損害賠償を提起するのかといった、そもそも誰かが手続きを行わないことには判断などされませんが)










にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へにほんブログ村







◆弁護士湯原伸一(リーガルブレスD法律事務所)の総合サイトはこちら◆

◆IT企業・インターネットビジネスの法律相談のページはこちら◆

◆企業のための労働問題・労務問題の法律相談のページはこちら◆








=========================================================================================================================================

◆Amazon「ビジネス法入門」カテゴリーで最高1位!
『情報管理に強くなる法務戦略』好評発売中




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セカンドオピニオンと不当介入

2015年11月14日 | 法律情報
弁護士業界で隆盛を極めているとはいえませんが、セカンドオピニオン業務というは一応あります。




かくいう私も、他の弁護士が担当し係属中の訴訟事件の進め方について意見を求められたり、示談折衝中の案件処理について意見を求められることがあります。


(なお、私自身が気付いていないだけで、もしかすると私が担当している案件について、依頼者はセカンドオピニオンを聞きに行っている可能性はあります。

幸いにして、今のところ依頼者より弁護士を変更したい等の要請を受けたことはありませんが)





ただ、このセカンドオピニオンについては、いつも厄介だなぁ…と思うのが、弁護士に対して遵守が義務付けられている職務基本規程第72条にある


「弁護士は、他の弁護士等が受任している事件に不当に介入してはならない」


との関係です。





ときどき、「それはあかんやろ!」と思う案件処理を聞くときもあるのですが、この条項がある以上、真正面からそのことを伝える訳にはいかないかと思います。


一方で、「問題ありません!」と嘘をつくわけにいきません。


そのため、どうやって伝えるべきか、非常に神経を使うことが多いのですが、他の弁護士はどうやって対応しているのでしょうか…。




上手な言い回しや対処法が見つからない状態です。







にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へにほんブログ村







◆弁護士湯原伸一(リーガルブレスD法律事務所)の総合サイトはこちら◆

◆IT企業・インターネットビジネスの法律相談のページはこちら◆

◆企業のための労働問題・労務問題の法律相談のページはこちら◆








=========================================================================================================================================

◆Amazon「ビジネス法入門」カテゴリーで最高1位!
『情報管理に強くなる法務戦略』好評発売中




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この程度でイラッとしてしまうとは…

2015年11月11日 | その他
メールでの業務依頼の際、


 ・よろしくお願いします!!!

 ・どうでしょうか???



という感嘆符や疑問符を繰り返されると、ときどきイラッとしてしまうときがあります。




先方に悪気はないことは分かっているのですが、なぜこのように感じてしまうのか…私に心の余裕が無くなってきているからなんですかね。。。

(まぁ、仕事依頼が集中したときは心の余裕など全くありませんが…)








にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へにほんブログ村







◆弁護士湯原伸一(リーガルブレスD法律事務所)の総合サイトはこちら◆

◆IT企業・インターネットビジネスの法律相談のページはこちら◆

◆企業のための労働問題・労務問題の法律相談のページはこちら◆








=========================================================================================================================================

◆Amazon「ビジネス法入門」カテゴリーで最高1位!
『情報管理に強くなる法務戦略』好評発売中




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

必要性と相当性

2015年11月07日 | 経験談・感じたこと
私の場合、弁護士になってから「必要性」「相当性」というキーワードは、損害賠償論でよく用いる言葉となっています。




勤務弁護士時代は、損害賠償案件ばかりやっていたので、毎日のようにこの言葉の意味や内容を確認しながら仕事を行っていたのですが、


独立してからは損害賠償案件が激減したので(あえて特定ルートからの受任を避けているからですが…)、この言葉は最近あまり使わないようになってきました。






さて、最近、私のような弁護士を含め簡単に自らの意見を世間に表明できるようになってきました。


ツイッターやブログ、その他SNSといった、いわゆるITを手段としているのが特徴です。



私の場合、このブログ以外では、ほぼ意見表明を行なうことは無いのですが、他の弁護士のツイッターやブログ等は、立場の相違はあっても見るようにしています。


立場が異なる方からの発言の方が新たな発見があったり、色々考えることができて思考が凝り固まらないように思うからです。




ところで、弁護士は元来反対意見を言われたら反論したい性分なのか、SNS等を通じて激論が交わされることがあります。


議論が行われることそれ自体は全く以て問題ないのですが、最近感じるのは(分をわきまえず、あえて上から目線で言いますが)相手への配慮が足りないというか、


本論と関係のないところで相手を誹謗・罵倒し、相手を非難する傾向が見受けられることです。




常に冷静であることを求めることは難しいとは思いますが、「自分は絶対的に真実であり、正義である」という態度を全面に出して(つまり反対意見は一切耳を貸さない)、


とにかく相手を罵倒しまくるというのは、いかがなものか…と思います。




表現の自由を謳歌するのはいいのですが、議論する場合でも「必要性」はもちろんですが、「相当性」ということは考えたほうが良いのでは、と最近特に強く思います。


すごく息苦しい世の中になってきているように思うのは、私だけでしょうか…







にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へにほんブログ村







◆弁護士湯原伸一(リーガルブレスD法律事務所)の総合サイトはこちら◆

◆IT企業・インターネットビジネスの法律相談のページはこちら◆

◆企業のための労働問題・労務問題の法律相談のページはこちら◆








=========================================================================================================================================

◆Amazon「ビジネス法入門」カテゴリーで最高1位!
『情報管理に強くなる法務戦略』好評発売中




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

法律相談は「無料」であることがデフォなのか?

2015年11月04日 | 経験談・感じたこと
今週(といっても実働2日ですが)だけで、5件近く「電話での無料相談」を希望する方より問い合わせがありました。




おそらくインターネット検索の結果を通じて、問い合わせを行っていると思うのですが、当事務所では、


 ◆無料相談は原則実施していない


ことを明記しています。






しかし、無料相談の問い合わせが立て続けにきます。


弁護士による法律相談は無料というのが、ユーザー側の常識になっているのでしょうか?


手間はかかるし、後で何を言われるか分からないリスクもあるので、どうしても乗り気ではないのですが、時代の流れを見極めなければならないのですかね。。。







にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へにほんブログ村







◆弁護士湯原伸一(リーガルブレスD法律事務所)の総合サイトはこちら◆

◆IT企業・インターネットビジネスの法律相談のページはこちら◆

◆企業のための労働問題・労務問題の法律相談のページはこちら◆








=========================================================================================================================================

◆Amazon「ビジネス法入門」カテゴリーで最高1位!
『情報管理に強くなる法務戦略』好評発売中




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする