インターネット掲示板を利用した証拠収集と弁護士懲戒

弁護仕向け雑誌である「自由と正義」の中で、ちょっと気になる懲戒処分に関する公告がありました。

内容的には、某弁護士が証拠収集目的で、インターネット掲示板に書き込みを行っていたというものですが、相手方について、
・証拠隠滅を図る
・是が非でも刑務所にたたきこんでやりたい
・自転車操業詐欺をしている
等の相手方を誹謗中傷するような（？）書き込みを行ったというものです。
そして、この様な弁護士の行為に対して、懲戒処分が行われたとされています。

おそらく懲戒処分自体はまだ確定していないと思います。
従って、上記事実が存在したと断定することは早計だと思うのですが、本当にこんな事を書いたのでしょうか？
本当に書いたとすれば、問題有りと言わざるを得ないと思います。

ただ、もっと気になったのは、インターネット掲示板を利用して証拠収集を図るということが、一般的に行われているのでしょうか？
目撃者・犯人探し等で利用するというのは理解できるのですが、一般的には守秘義務等の関係で、果たして利用して良いものか、少々「？」と思ってしまったところがあります。
（私が時代に乗り遅れているだけ？）

まぁ、いずれにせよ、記載内容・表現は十分に考えてから行う必要がありそうです。

今日から３連休のはずなのに…

今朝は台風のニュースばかりやっていますね。
３連休なのに、台風のため外出できずにがっかりされている方も多いのではないかと思います。

私は、もともと３連休はつぶれる予定だったので（悲しい予定です。。。）、「外出できない！」と恨めしく思うことはないのですが、大阪もだいぶ雨足が強くなってきたので、家に帰るのがちょっと億劫になっています。

最近、私は仕事が思うように進まず、非常に苦労しています。
以前はほぼ毎日、ブログを書く余裕があったのですが、最近は、電話がひっきりなしにかかってくるわ、メール・FAXが飛んでくるわで、てんやわんや状態です。

この様な状態であれば、さぞかし儲かるだろうと思われるかも知れませんが、あまり売上とは直結していません。
（将来、大きく化けることを祈りつつ!?）

まだ１ヶ月も先なのに、早くお盆休みが来ないかなぁ…（しばらく休みたい）と思う今日この頃です。

受験時代の知識が。。。

私の司法試験受験時代は、手形小切手法が必修科目であり、受験生当時は得意科目になっていました。
（今、弁護修習に来ている修習生が言うには、手形小切手法は勉強していないとのことです。もう手形小切手法は司法試験科目から外れたのでしょうか？）

しかしながら、私が勤務する事務所ではほとんど手形・小切手に関する紛争案件を扱ったことがありません。
従って、私の頭の中では、手形法に関する知識はかなり隅っこの方に追いやられていました。

ところが、先日、ほぼ今の事務所で勤務するようになってからは初めてだと思いますが、手形に関する相談を受けることになりました。
さすがに相談者の前で嘘の知識を教えるわけにはいかないので、いつもより２時間くらい早くに来て、朝のうちに予習を行いましたが、思っていたい譲に曖昧な知識になっている！！

さすがに焦りました。
約２時間で手形法の知識を復習しつつ、いざ相談！という格好になりましたが、普段より緊張の連続です。

弁護士たる者、新しい知識の補充はもちろん必要ですが、過去にやった知識についても整理が必要と言うことを痛感させられました。