弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

在宅起訴の被告人と…

2007年10月27日 | 経験談・感じたこと
国選の刑事弁護事件を受任したときの話です。

大阪では国選受任担当日が割り当てられていて、その割当日に弁護士会に行って好きな事件を受任するシステムになっています(言い換えれば早い者勝ちです。。。そのため朝から結構並んでいたりします)。

罪名からすれば、大阪拘置所などで身柄拘束されていてもおかしくない刑事事件であるにもかかわらず、在宅起訴となっていました(保釈されていたわけでもありません)。

受任当時は何も気にしていなかったのですが、被告人と電話連絡をした際に、予想外の事実を伝えられました。
「本当は身柄拘束されるはずだが、自分は感染病にかかっているため、他の被告人等にうつるのを防止するべく、在宅起訴になった。」

私が始め説明を聞いたときは「???」でした。
一瞬合理性があるような説明でしたが、よくよく考えると、
「じゃ、今一般人と変わらない生活をしているけど、一般の人達に感染するのでは?」
と言うか、
「弁護人である私はどうなるのか?」
と疑問がフツフツ沸いてきました。

隔離されていないようですし、特別入院しているわけでもありません。
と言うわけで、普通に刑事弁護のための打合せ等を行うことになります。
(当然、打合せなしで刑事弁護をするわけには行きません。)

刑事弁護人のリスクって一体…

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「弁護士のための華麗なるキャリアプラン挑戦ガイドブック」

2007年10月09日 | その他
本日、日本弁護士連合会より

「弁護士のための華麗なるキャリアプラン挑戦ガイドブック」

というパンフレットが送られてきました。

内容的には、企業内弁護士、任期付弁護士、国際公務員弁護士、国際司法支援弁護士、法テラス常勤スタッフ弁護士、公設事務所(ひまわり基金法律事務所)弁護士、裁判官任官…などなど、色々な道がありますよという案内パンフレットのようです。

よく分かりませんが、何故、今の時期にこの様なパンフレットを配布してきたのでしょうか?
就職難と言われる司法修習生に対して、この様なパンフレットを配布して、就職先は何も法律事務所だけではない!ということを説明するためではないか!?と思ったりもします。

少なくとも7年目に突入した私にとっては、あまり魅力は感じられませんでしたが、これを機に転職(?)を考える人もいるかも知れませんね。

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