弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

取材を受けて…

2009年08月27日 | その他
某新聞社からの取材を本日受けました。

内容的には、ネット通販に関する問題と改正特商法に関するものでしたが、電話による取材のため、「これで大丈夫なのか?」と思うくらい、あっさり終わってしまいました(時間にして約20分)。

まぁ、もう1人、消費者問題に詳しい弁護士からもコメントを取ると言っていたので、私のコメントは大部分カットかもしれません。。。
(少なくとも私は消費者問題のスペシャリストではありません。単にネット通販事業を行っている顧問先があるため、この手の相談が多いことから、少し突っ込んで勉強したことがあるというだけに過ぎません)


9月上旬頃に記事が掲載されるということですので、さてどうなることやら。。。

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一部で話題になっている某雑誌を読んでみた…

2009年08月25日 | 経験談・感じたこと
某雑誌とは「週刊ダイヤモンド」のことです。

表紙から「弁護士 大激変!」と購入意欲をそそる(?)文字がデカデカと躍っています。

今日は少し遠方の裁判所に行く用事がありましたので、駅の売店で購入し、電車の中で読みました。


自分が弁護士業界にいるにもかかわらず、初耳の記事もあり、
「ほんまかいな。」
というところもあるのですが、まぁ、内側(=業界内部)からの見方と外側(=世間)からの見方では違ってくるんだろうなぁ…と思いつつ、一気に読みました。


色々と突っ込みたいところはあるのですが、それは他の弁護士ブログに任せるとして、1つ突っ込みたいは、選挙が近いためか
「自民党の1頁カラー広告が掲載されている!!」
ということでしょうか。
(ざっと見た限り、他の政党の広告は掲載されていないようです)

雑誌にまで広告載せるなんて…。

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取材依頼

2009年08月24日 | その他
私が会議中に、某新聞社からネット通販に関する取材依頼があったようです。

そういえば2年くらい前にも電子商取引に関する取材を某新聞社から受けたことがあります。
(記事を読んだ破産管財人の弁護士より、債権者集会の後、「記事読みましたよ」と声を掛けられたときは、非常に照れくさかった記憶があります)


おそらくホームページを見て興味を持って頂いたかと思うのですが、意外な効果があるもんですね。。。

果たして私のコメントで記事が成立するものなのか、非常に心配がありますが、もし機会があるのであれば、前向きに対応していきたいと思います。

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旧大阪地裁堺支部の庁舎が取り壊された

2009年08月20日 | その他
久しぶり(といっても数週間ぶりに過ぎませんが…)に大阪地裁堺支部の近くに行く機会がありました。

今回は裁判ではなく、年金分割手続きの関係で関係各機関をまわってきたのですが、大阪地裁堺支部の旧庁舎が完全に取り壊され、瓦礫の山になっていました。

講堂を思わせるような独特の形状と、1ワンフロア毎に途切れる階段構造(次の階に行くためには別の階段を探す必要がある)、天井裏の隠し部屋のようなところに破産の書記官室があったり等々、かなり「味」のある建物だったのですが、とうとう無くなったかと思うと、すこし寂しいものがあります。
(初めて行ったときは迷子になりました…)



大阪は堺支部、岸和田支部と新しくなりましたので(支部はこの2つしかありません)、いよいよ本庁もきれいになるんでしょうかね。

地裁と高裁・簡裁では建物が異なりますし(なお、高裁・簡裁の建物のエレベータがなかなかの曲者です。分からない人はエレベータのボタンを押してからのエレベータの動きを見て下さい)、旧大阪弁護士会の建物をそのまま破産部に割り当てたかと思えば、執行部は全然違う場所にあったりと、正直使い勝手が悪いのが大阪の実情です。

上手く一つの建物にまとまってくれればいいですけどね。

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弁護士費用もいろいろ?

2009年08月18日 | 法律情報
知人の弁護士から教えてもらったのですが、某法律事務所では、債務整理に必要となる費用について、

・データベース使用料
・引き直し計算費用

という名目の「手数料」を徴収するところがあるようです。
(話を聞いただけであり、実際にどういう報酬体系を取っているのか確認していませんが、弁護士報酬とは別途徴収するみたいです)


別に法的な問題は無いように思いますが(知人弁護士は「おかしい!」と言っていましたが…)、一方で、個人的には聞いたことがない費用体系であり、違和感があるのは事実です。
ただ、知人の弁護士も私も、あまり債務整理の世界に関与していないため、実は、別途手数料を徴収するのは当たり前なのかもしれませんが…。
(私の見聞が狭いだけ)



費用体系はともかく、個人的に気になったのは、債務整理案件を行うに際し、今は(どこかが有料で提供している?)データベースを用いることは必須なのか…という点です。
もし、データベースを用いることは今や当然であり、これを用いることなく債務整理案件に対処するのはあり得ない!というのであれば、完全に私は時代遅れになります。
ますます債務整理の世界からは遠ざかることになると思います。

また、(利息制限法に基づく)引直し計算業務は、弁護士報酬の対価内容だと考えていましたので、別途徴収するという発想は驚いています。
よくFAXのDMで「引直し計算のアウトソーシングを受けます」という業者を見かけますが、ああいうところに依頼した場合の実費を手数料として徴収するんでしょうかね
(実費相当額を依頼者負担にするという話であれば、考え得る費用体系かなと思います)。



私個人の違和感はともかく、費用の内訳や報酬の対価内容を明示するという発想自体は、要検討事項かなと思います。
(弁護士費用は、値札の無い寿司屋のようなものであると未だに言われていますので、その様な不信感に対しての対処は必要になると思います)

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これで今年は終わりですよね…(to税務署さん)

2009年08月14日 | 経験談・感じたこと
今週、予定納税の通知書が来ました。
忘れて後から色々と言われるが嫌なので、昨日さっさと1期と2期をまとめて支払いました。
(さすがお盆休み期間中なので、銀行はガラガラでした)


今年に入って、3月に所得税と消費税、6月に住民税、8月に予定納税と、数ヶ月毎に税金支払っているような気がします。
何だか「重~い」負担感だけが残っています。
(そういえば、健康保険料を7月に一括全納したような…。これも公的な負担金だなぁ…。あ、そういえば今年は国民年金も一括全納したっけ。。。)


お盆休み中に通帳を見直して、
「何で今年の1月から、こんなにも増えていないんだろうか?」
と疑問に思っていましたが、自分が認識している毎月の経費以外に上記のような負担があることを考えれば、
「そりゃ増えないわな…」
と認識できました。

上手いこと吸い上げられているなぁ。。。


お盆休みが明けると、今年もほぼ3分の2が終了し、何だかんだ言っている間に年末を迎えます。
明日、明後日は完全オフにして充電し、来週からの仕事に備えたいと思います。

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何だかなぁ…

2009年08月12日 | 経験談・感じたこと
酒井法子氏が逮捕されて、テレビ番組はどれもこれもその話題ばかりでしたが、最近ようやく落ち着いてきたみたいですね。

ところで、某番組を見ていた際、酒井氏がディスコ(?)で、髪の毛振り乱してノリノリでDJをやっている場面を流しつつ、あかたも「薬の影響」かのような感じで報じられていたのですが、ちょっと違和感を感じました。

DJやって、ノリノリで髪の毛振り回す事なんて、別に薬とは関係ないような気がするんですが…。
何となく、DJをやっている方への偏見があるような気がして、何だかなぁ…と思います(まぁ、私の感じ方がおかしいのもかもしれませんが)。



あと、しょせんは掲示板情報なので信用性は「?」なのですが、この件は夫婦共に逮捕されているところ、夫と妻(=酒井法子氏)の弁護人が同一人物のようなことが、まことしやかに言われています。
もし、本当にそうだとしたら、弁護士倫理上、相当マズイと思うのですが…
(今回の場合は共犯者になるのかどうか分かりませんが、報道ベースでは、常習性に関する供述について食い違いが出ている以上、利益相反の可能性大だと思います。下手をすれば弁護士会の懲戒審査事例になるのではないかと危惧します)

それにしても、有名人の弁護を引き受ける人は、色々な人に追いかけ回されて大変みたいですね。
(酒井氏の弁護人は、比較的若手の弁護人みたいなようですが、どこからこんな案件が回ってくるんですかね)
他の仕事に影響が出ないんだろうかと、ちょっと気になります。

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起案マシーン

2009年08月11日 | 経験談・感じたこと
業界内での言葉であり、しかも若干死語になっている言葉です。

我々の業界は、文書(典型的には裁判用文書)を作成することを「起案」と呼びます。
そして、ひたすら起案ばっかりすることを、機械に例えて「起案マシーン」と言ったりします。


今日は、比較的予定に余裕があったことから、8月下旬から9月上旬かけて入っている裁判に向けて(裁判所の夏期休廷の関係で、この時期は裁判期日が集中しやすい時期です)、複数の事件について、主張書面等のたたき台をひたすら作り続けています。
午前中から黙々とパソコンのキーボードを叩いていましたので、今日は「起案マシーン」状態かなと勝手に思っているところです。


自己満足の世界ですが、たたき台(骨組み)ができたという点は、気持ちが楽になります。
これで、お盆休みは、全日出勤という状態は回避できそうです。
(休み期間中を使わないと仕事がはかどらないというのが、私の仕事効率の悪さを物語っているんでしょうね…)

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お盆休み前の駆け込み相談!?

2009年08月10日 | 経験談・感じたこと
今日は、やけに
「ホームページを見て…」
という問い合わせが多い日のようです。

しかも、やけにインターネットに関する問い合わせが多いみたいです。
(当職において対処可能な分野か事前に選別してもらうために、事務担当者に聞いてもらうようにしています)


他の法律事務所(特にインターネット関係を取り扱っている事務所)は、もう既に夏期休暇に入っているんでしょうかね!?
それとも、夏期休暇前なので、相談依頼を断っているのでしょうか?


まぁ、よく分かりませんが、今日は、不思議な傾向が続いています。

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国選弁護の水増し請求が次々と…

2009年08月06日 | その他
岡山の弁護士が国選弁護事件に際して、接見回数を水増しして申告し、不正に報酬を得ていた事件については、我々同業者もあきれかえりましたが、今日のニュースを見たら、さらに水増し請求していた弁護士が8人いたそうです。。。


(以下引用)
 日本司法支援センター(法テラス)は6日、容疑者段階の国選弁護制度をめぐり、弁護士8人が接見回数を過大に申告していたと発表した。過大に支給された報酬は14件で総額26万8000円。全国6弁護士会に所属する8人は、いずれも「弁護活動の正確かつ客観的記録と照合して申告しなかったため」と確認不足が原因としており、なかには逆に過少申告もあった。また3人は被告人国選弁護事件で計6件、7万8900円の過大申告もしていた。

 法テラスは「故意か過失かは今後審査委員会で判断するが、弁護士が必ずしも正しい申告をしているとはいえない面があり、再発防止に努めたい」と話した。過大申告した弁護士らには過払い分の返還を求めるとともに、今後随時、同種調査を行う部署を設置。接見回数の確認資料として全国の留置施設に報酬請求時に添付する「日本司法支援センター提出用接見資料」を置くなどの防止策をはじめた。

 調査は昨年10月、岡山弁護士会所属の弁護士が接見回数を水増し申告し、報酬約34万円を過大に受け取っていたことが判明したのがきっかけ。平成18年10月から20年10月までに報酬算定を行った事件のうち接見回数3回以上の約6000件から無作為抽出した124件が対象で、過大申告が疑われる8件の弁護士についてすべての担当事件を調べた
(引用終わり)

ニュースへのリンク


う~ん。。。
どうしようもないですね。。。

これだけの事例が明るみになってくることからすると、つべこべ言わずに、正確性を担保するために新たに導入された手続き(=面倒くさいと弁護士の間では評判が悪いようですが)におとなしく従うしかなさそうですね。

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