弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

驚愕!!防衛庁はパソコンの約5割が私物で、それを公務に使用!

2006年03月18日 | 経験談・感じたこと
最近ウィニー問題が世間を騒がせていますが、報道によると、防衛庁のPCの役5割、警察では約4割が私物パソコンを使用して業務遂行していることが判明しました。

公用パソコンだからといって、情報漏洩を防止することができないというわけではありませんが、公用パソコンであれば、まだ何とか管理がきくはずです。
一方、私物パソコンであれば、やはり「私物」ですので、行政機関があれこれ利用方法に口出しするわけにはいかないのが大原則です(法律的には、パソコンの所有権者がパソコンを自由に使用することができるということになりますので…)。
防衛庁と警察でやたらと情報漏洩が多いのも、上記報道を見れば何となく頷けますよね。

ちなみに、報道によると防衛庁と警察で、私物PCの業務使用が突出しているようで、ほとんどの行政官庁では、PCを配備するか、私物PCは使用禁止となっているようです。
民間企業でも今は、ほとんど支給・配備されているのではないでしょうかね。
ちなみに、私が勤務する事務所では、PCは全て支給で、私物のPCは原則利用不可です。
また、今もそうだと思いますが、裁判所・検察庁もPCが一人一代配備されていたはずです(司法修習生は、当然私物PCを使用しますが、LAN接続は不可です)。
そういえば、裁判所はウイルスが怖いということで、たしか、各裁判官・各職員からのPCでインターネット自体に接続できなかったような気が…。

まぁ、いずれにせよ、情報漏洩を防止するためには、業務遂行の場面では私物PCは原則使用不可、データは外に持ち出さないという取扱いを徹底するしかないようですね。


関連リンク
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060318-00000038-mai-soci

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