にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

英祐一と瀬尾高志、井浦しのぶ瀬尾高志DUO

2007年04月27日 | ジャズ、音楽
4月26日 札幌「くう」
瀬尾高志(b) 英祐一(vo,g) 井浦しのぶ(vo,g)

おらにしては珍しいボーカルもののライブ。
瀬尾ベースが唄い手とどう渡り合うか聴きたくて、ジャズではないです。
訳のわからん欧米の詞を変な節回しで唄う日本人のジャズボーカル、なんかインチキ臭いし、欧米人が唄ったところで、英検3級を誇るおらの語学力をもってしても、詞が心になかなか響かない。
その点当たり前だけど日本語なら、メッセージがダイレクトで届く。
でもそこが問題なんですね。ちょっとでも違和感覚えたら、その場にいるのが嫌になる位だめになる。
受容れたら、ず~っといつまでも聴き続けたくなる。
器楽演奏なら、抽象的だし言語的意味なんか関係なく音に身を委ねていればいいので、許容範囲も広くなる。

しのぶさんは、幾度かライブの客として顔を合わせていたが、唄を聴くのは今回初めて。
ほんのりした印象の彼女がステージに上がると、スイッチが入ったようにエネルギッシュなパフォーマーに変わる。
ほう!と思いつつも、普段インストライブしか聴かない五十オヤジ(49才ですけど)は目の前の女性の歌に気恥ずかしさを覚える。3曲目から瀬尾ベースが加わり、こちらもようやく耳が落ち着く。
コンサーティナ(バンドネオンみたいなもの)によるインスト曲(ナーダム)が、ジャズ耳オヤジにはとても心地良かった。

英は既にアルバム「月光荘」で予習済みで、どのくらいパワフルなのかライブで確かめたかったのです。
2曲唄っただけで汗みどろ。うへぇ~予想以上にパワフルだこいつは!
朴訥で何言ってるんだかわからんMCと饒舌な唄とのアンバランス感、1曲唄い終わる毎の「うぃっす」と柔道家のようなおじぎも楽しい。だんだん彼の世界に引き込まれてるではないか。

それにしても、瀬尾ベース!いつも当たり前のように聴いているのだが、唄伴でもいいなあ。
サポートしつつもしっかり自分のプレイしてる。
昨日は風格まで感じたぞ、こんだけ唄うベースを弾ける奴はそういないだろう。
これからは瀬尾の唄伴も要チェックです!


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