嫁の母親が寝たきりになってもう10年になる。
とうの昔に経口食は無理で、食道に穴を開け流動食となっていたが、最近食べ物を受け付けなくなり容態が良くないという連絡があった。
はじめは熱心に見舞っていた嫁も、最近は顔を見たところで、反応を示さない母にいつしか気力が萎え、見舞いに行っても時間を持て余しているように見えていた。
「もう意識・思考が無いのなら死んでいることと同じだし、体だけ不自由で脳内に意識があるのならそれは生き地獄だよね、退屈だろうなあ・・」
「もし自分がそうなったらどうせ執行猶予になるから殺してくれ、せめて延命措置はしないで・・」
夫婦といえども発言はデリケートな部分があるが、いつしかこんな会話をするようになっていた。
「生体に会えるのは最後かもしれないね、早く苦痛から解放されればいいね。」と嫁は言う。
23日に中標津に行きます。
とうの昔に経口食は無理で、食道に穴を開け流動食となっていたが、最近食べ物を受け付けなくなり容態が良くないという連絡があった。
はじめは熱心に見舞っていた嫁も、最近は顔を見たところで、反応を示さない母にいつしか気力が萎え、見舞いに行っても時間を持て余しているように見えていた。
「もう意識・思考が無いのなら死んでいることと同じだし、体だけ不自由で脳内に意識があるのならそれは生き地獄だよね、退屈だろうなあ・・」
「もし自分がそうなったらどうせ執行猶予になるから殺してくれ、せめて延命措置はしないで・・」
夫婦といえども発言はデリケートな部分があるが、いつしかこんな会話をするようになっていた。
「生体に会えるのは最後かもしれないね、早く苦痛から解放されればいいね。」と嫁は言う。
23日に中標津に行きます。
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