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再びの巨木巡礼 56 服織田神社の六部クス

牧之原市静波 服織田神社(社殿右手に二本クスが見える)

案内板によると、由緒として「服織田神社は延喜式神名帳に記載されており、景行天皇七年(皇紀737年)に勧請され、上古は圭田を賜った。往古は服織田村と言われたが柏原町と改められたと、宝暦八年の検地帳に記載されている。安政の大地震後に再建、明治六年三月郷社に列せられた」とある。



10月28日、服織田神社で、三本あるという、もう一本の御神木を探す。境内をぐるりと回ると、巨木と呼んでよいようなクスノキが何本もあった。その中でも本殿左手最奥にある一本に、注連縄が掛かっていて、群を抜いて太い。これが目的のクスであろう。11回目の「再びの巨木巡礼」二本目の巨木とする。

服織田神社の六部のクス

よく見ると、脇に細い木がまっすぐに生えて、錫杖を突いているように見える。だから「六部のクス」と勝手に名付けよう。六十六部(略して六部)は、法華経を66回書写して、一部ずつを66か所の霊場に納めて歩いた巡礼者のことで、室町時代に始まるという。ただし、六部がこの神社に訪れたことがあるかどうかは定かでない。錫杖ならお地蔵さんだろうと思ったが、ここは神社だから、お地蔵さんは似つかわしくない。


反対側から


もっと近づいて

「静岡県の巨木」では、幹回り4.3メートル、樹高23メートルとある。

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昨日、買って来た渋柿25個を干柿に加工した。藤枝の青果店で、山梨県産のえぼ柿だったが、今年は不作のようで、高かった。大きさは今まで買った最大のものだが、25個で5000円ほど。失敗出来ないと思った。今年、最初の干柿で、去年より一日遅れである。

読書:「金魚の縁 新大江戸定年組 2」 風野真知雄 著
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