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再びの巨木巡礼 35 石雲院の大スギ

石雲院の大スギ
右に見える屋根が裏門、裏道が斜面奥へ続く



第7回5本目の巨木は「石雲院の大スギ」である。

富士山静岡空港のすぐ南の山中に、石雲院はある。石雲院を通って少し登った先に、石雲院展望デッキがあって、富士山静岡空港を展望できる観光スポットとなっている。

「石雲院の大スギ」は石雲院裏門と呼ばれる小さな門の脇に立っている。かなり上部まで枝打ちされている様子から、建物材として植林された中で、途中から御神木となったのだろうかと思う。

竜門山石雲院は勝間田氏の菩提寺として崇芝性岱(備中洞松寺五世)により開山された。以後、今川氏、武田氏、徳川氏と、有力な大名に庇護されたほか、全国に800ヶ寺を超える末寺を抱える中本山となった。崇芝以後は石雲院七哲と呼ばれた弟子たちの門流による輪住が、明治の初めまで続いたという。

石雲院の大スギ
大スギが石雲院の最も太い巨木とするならば、「静岡県の巨木」より、幹周囲5.03メートル、樹高30メートル。天然記念物には無指定の巨木である。

龍門の滝の彫刻
天童山老典座和尚と若き日の道元禅師

竜門山石雲院には、山名にちなんだ「龍門の滝の彫刻」(牧之原市指定文化財)が、本堂の玄関の両袖にある。また、 本堂前の左手には「天童山老典座和尚と若き日の道元禅師」と銘打った銅像がある。それぞれ、このブログ中に、詳しく記しているので、参照。

第7回、9月25日の「再びの巨木巡礼」は、これにて終わり、帰路に付いた。

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来年度の講座継続の届けと、発表会出品及びミニ講座開催の届けを出してきた。
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