goo

再びの巨木巡礼余話 6 五和小学校のセンダン

島田市、五和小学校のセンダン



10月24日、午前中、区の防災会議で、最後に、五和小学校グランド脇の防災倉庫の点検に行った。その時、すぐそばにある2本のセンダンが随分太いのに気付いた。特に東の一本は、巨木の条件、幹周囲3メートルを十分越えていると思われた。お昼に帰宅して、「静岡県の巨木」のデーターを確認したが、センダンは県内では一本も無かった。もちろん調査洩れはあるだろうから確かなことは言えないが、ひょっとすると県内一番のセンダンかもしれないと思った。

午後、参院補欠選挙投票後、そのまま、女房と10回目の「再びの巨木巡礼」に出掛けた。今日は半日だから、多くは回れないかもしれない。


枝ぶりがアフロヘアーのようだ

その最初は投票所のそばだったので、「五和小学校のセンダン」を見に行った。グラウンドでは少年野球や、少年サッカーの練習が行われ、父兄の一団も見える。

自分も小学校高学年の頃、毎日放課後、野球の練習していたのを思い出す。ユニホームも無く、グローブも古い破れかかったものが大半で、正式なコーチも、父兄の見学もなく、当時どの町内でもブラブラしている大人がいて、コーチの代りをしていた。そして夏休みには、町内対抗の少年野球大会があった。しかし、その大会も5年生までで、6年からは、女子も入れたドッジボール大会に変わってしまった。誰かが妙な配慮をしたのであろう。それも、自分はその夏、足に腫れ物が出来て、参加出来なかった。(当時は栄養状態が悪かったのか、大人も子供も身体のあちこちに腫れ物を作っていた)

太さは二抱え以上は十分にある

「五和小学校のセンダン」は主幹は5メートルほどで、そこでカットされるのであろう、その先は細い枝がアフロヘアーのように伸びていた。樹高は8、9メートルくらいか。しかし主幹の目通りは3.2メートルといったところか。微妙なところなので、余話の方へ入れることにした。

これから巡る間に、静岡県でこれより太いセンダンを見付けることが出来るだろうか。

午前中に、同年配の男性に話を聞くと、自分が小学校の時もあって、その頃も十分太かったと、思い出を語った。センダンは雑木で、切るに躊躇がないかもしれないが、是非、思い出の残る記念樹として、後世まで残して行きたいものだと思った。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )