平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
再びの巨木巡礼 52 月見里神社のクス
月見里神社のクス
10月24日、一本目の巨木は、藤枝市藤枝三丁目の「月見里神社のクスノキ」である。「月見里」は「やまなし」と読む。周囲に山がないから月見が出来る里という洒落である。同様の地名は各地にある。
月見里神社にはクスノキの巨木が3本ある。市指定の幹周囲が9.5メートル、無指定の4.5メートル、3.8メートルの3本である。まず本殿右手奥の最も太いクスを見に行く。
平成9年4月12日「巨木巡礼」時の月見里神社のクス
「巨木巡礼」では次のように記す。
「久遠の松」の近く、通りから北へ少し入った月見里(やまなし)神社の本殿裏側に「月見里神社のクス」はある。地元の人に聞いたところ「月見里」は「やまなし」と読むという。山が無いから月が良く見えるとの判じ物である。
月見里神社のクスは2メートルほどの高さから二又に分かれている。その一方が枯れたのか、折れたのか。5メートルほどですっぱり切り取られているのが痛々しい。
月見里神社に参拝した際、取って脇へ挟んだ帽子が落ちたのに気がつかなかった。昼食後気づき、取りに戻ったら、そのまま落ちていて回収は出来たが、最近恐いほど物忘れが早くなった。
20何年か前、物忘れについて書いているが、心配することはない。今も当時とそんなに変わっていない。
月見里神社のクス(静岡県の巨木153/№122)
街中の狭く細長い境内に、圧倒するような太さのクスノキであった。すぐ隣にクスノキが付き従うように立つが、それがどうやら幹回り3.8メートルの3番目のクスのようだ。その巨木がほっそりと見える程、圧倒している。
「静岡県の巨木」のデーターで、幹回り9.5メートル、枝張り東西19.5メートル、枝張り南北12メートル、根回り26.5メートル 、樹高22メートル 、樹齢は400年という。昭和61年10月6日、藤枝市指定の天然記念物である。
そばに「天然記念物 月見里神社の楠」という立派な石碑が立ち、そちらでは幹回りが9.1メートル、樹高は18メートルとなっていた。こちらが天然記念物指定時とすれば、上記のデーターは昭和63年の全国巨木調査時のものであろうか。
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明日のはりはら塾の準備をした。
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