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再びの巨木巡礼 32 如意庵のソテツ


如意庵のソテツ



9月20日、第6回の巡礼では、「如意庵のソテツ」は見つけられなかった。「所有者、龍眠寺」とあったので、龍眠寺に行ってみたが、大きなお寺だったが、ソテツらしきものはなかった。

帰宅後調べてみると、如意庵は旧横須賀町の役場や図書館などが集中している近くにあることが分かった。9月25日、第7回、二本目の巨木として、「如意庵のソテツ」を探す。車で回ったが判らずに、旧図書館前に駐車して、近辺を清掃していたおじさんに尋ねると、如意庵では分からずに、「あゝ、龍眠寺の」と言い、「もうお墓はないよ」と答える。どうやらお彼岸でお墓参りに来たと思ったらしい。「ソテツを見に来た」と聞いても理解してくれず、「巨樹巨木を見て回っているので」と説明すると、ようやく分かってくれて、「すぐ近くだ」と教えてくれた。

「もう一つ聞きたいのですが、西大渕にマツの巨木があったはずだがと聞くと、「ここからは少し離れているが、5、6年前の大風で倒れてしまった」「根株だけでも残っていませんか」には「根こそぎ、きれいにして何も残っていない」とすげない。根まで掘ってしまうことは考えにくいので、何れ根株だけでも見に行かねばならないと思う。


如意庵のソテツ/如意庵は破屋寸前、無住のようだ

掛川市のHPには、「根回り2.8メートル、地上0.8メートル付近から8本に枝分かれした巨大なソテツ」とある。無住になって人はいなくなったが、ソテツの樹勢はなかなかのようだ。平成16年1月28日指定、掛川市の天然記念物である。

車を駐車した空き地は如意庵のすぐ裏手で、大木が周囲を囲み、先程のおじさんの話から判断するに、元は墓地だったのかもしれない。この寺地は周囲の大木も残して、市民の憩いの場に残してほしいと思う。今の時代、宅地はどんどん空き地になって行くので、今更、木を伐採して宅地を増やす必要など全くない。

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読書:「密封 奥右筆秘帳 1」 上田秀人 著
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