平成18年に60歳を迎える。六十と縦に書くと傘に鍋蓋(亠)を載せた形である。で、「かさぶた(六十)日録」
かさぶた日録
再びの巨木巡礼 48 浅間神社のスダジイ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/10/e37b48ff9a74ee7ef30a607ab37e0a2c.jpg)
子持坂のかし(静岡県の巨木153/№93)の根株
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/71/8f8b4452aa0eee5357cab1b4de05537b.jpg)
ありし日のイチイガシ
平成9年4月12日「巨木巡礼」時の子持坂のかし
10月8日、六本目の巨木は「子持坂のかし」である。ただこのイチイガシは枯れてしまったことは承知していた。岡部の町から県道81号焼津森線を1.3キロほど北西へ進み、朝比奈川を渡る手前、右側の山麓に子持坂の浅間神社がある。「巨木巡礼」時にはこのイチイガシについて以下のように記している。
岡部町から朝比奈川沿いに1キロメートルほど遡った子持坂の浅間神社がある。境内には巨木が幾本かあるが、やはり『子持坂のかし』がもっとも存在感があった。
同じ子持坂に「子持坂のかし」という巨木がある。浅間神社に立寄ると、「子持坂のかし」は立っていたけれども、緑の部分が一切なかった。命が尽きたかと思い、脇で草刈をするおばあさんに枯れてしまったねぇと話しかけた。一年ほど前だったか、台風で緑で残っていた幹の上部がぽっきり折れてしまった。寿命だろうけれども、幸いに神社の方へは落ちないで、広場に落ちたので被害が無くて良かったと話す。
緑の枝が無くなってしまえば、この木も終わりだろうと、その時思ったことを思い出す。それから9年、「子持坂のかし」な根株になっていた。
往時の 「子持坂のかし」は樹種イチイガシ、幹周囲4.5メートル、根回り7.4メートル、樹高28メートルで、旧岡部町指定の天然記念物であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/53/77758b6dd658cc8e22326426cb149eac.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/2d/5758fdd0444912d60001bc3e7f078d26.jpg)
子持坂浅間神社のスダジイ
イチイガシは失われたけれども、「静岡県の巨木」のデーターによると、浅間神社には、他に、幹周囲3.8m(樹高12m)、3.7m(13m)、3.68m(22m)と、三本のスダジイの巨木がある。社殿左の境内に、御神木とされているスダジイがあった。斜めになっているが、巨木としての威容を十分備えている。高さも十分に高い。「子持坂浅間神社のスダジイ」として、イチイガシに代わって、浅間神社の代表木としよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/8d/a1899fc489dc59ea9f0c079c315e46fe.jpg)
計測から30年以上経っているから、幹周囲4メートル、樹高22メートルとしよう。樹種はスダジイ、樹齢は300~400年(?)位か。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )